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(24.3.17) 世紀の大実験 ヒッグス粒子を発見せよ 素粒子に質量を与えるもの

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 いまスイスのジュネーブにあるセルン研究所の実験装置で世紀の大実験が行われていると、NHKのワールド・ウェーブ・トゥナイトが特集していた。
セルン研究所といえば最近ニュートリノが光より早く進むといって世界中を驚かした研究所だ。

 このセルン研究所には地下100mに全長27km加速器が設置されており、この加速器を使って光の速さまで加速した陽子を1500兆回衝突させて、その衝突で分解されて出てくる物質の中にヒッグス粒子の存在を確かめるのだと言う。

 ヒッグス粒子なんていわれても物理学音痴の私には何のことだか分からなかったが、宇宙誕生の鍵を握る粒子でこのヒッグス粒子がないと原子も分子も存在せず、そもそも物質なるものが存在できないのだと言う。

 私は知らなかったが物質の元になっている素粒子には質量がないのだという。
本当かい、素粒子だろうがなんだろうが質量がなければ重さがないじゃないか」とても不思議な感じがした。

 実際は素粒子は質量がなく光の速度で移動している。この素粒子が質量を持ち重くなって光の速度以下になるためには、素粒子を結合する接着剤のようなものが必要で、この接着剤で固めることによって質量をもった物質(原子や分子)ができるのだという。その接着剤の元がヒッグス粒子だという。

注)素粒子に質量があるとさらに分解可能になるから、素粒子がすべての物質の根源であるためには質量があってはならないらしい。しかしこのあたりの考え方は私の想像力の範囲を超えている。

 ただしヒッグス粒子そのものはビックバンのような高エネルギー状態でないと存在せず、温度が下がるとすぐに接着剤になってしまうので実験ではビッグバンと同じ状況を作り出さないといけない。
そのために陽子を光の速度まで加速して衝突させるのだそうだ。
このヒッグス粒子の存在を予言したのは、イギリスの科学者ヒッグス博士で1960年代のことだ。

そうか、動き回るガキを縄で縛り上げると集団になって重くなり静かになるが、質量とはその動きにくさのことか
今回セルンで行っている実験は原子核の構成要素である陽子を光の速度で衝突させ、そのときに分解する物質の中に陽子に質量を与えているヒッグス粒子を発見する実験だと言う。

 研究者の一人が「うまくいけば本年度中にヒッグス粒子の存在が明らかになります」といっていたが、発見されればノーベル賞物の発見になるのだそうだ。
東京大学の素粒子研究センターもこの実験に参加していて、実験データをリアルに受け取って高速コンピュータで分析を行う。
やはり一番最初に発見した研究所にノーベル賞が贈られるのだろうからこれは早いもの勝ちの競争になりそうだ。
日本人として東京大学素粒子研究所にエールを送りたくなった。
がんばれ、ヒッグス粒子を日本で発見しよう!!!」

なおニュートリノが光より早いと言う実験は以下参照
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/23928-d8f7.html


別件
昨日おゆみ野クリーンクラブのカンパを依頼しましたが、そっさく何人かの方が応じてくださり心から感謝いたします。花見までには塗装を終了させておきます。

なお、依頼文は今月いっぱい下記に継続して掲載いたします。


従来おゆみ野四季の道の清掃関係や塗装関係費は自費で調達してきましたが、生活費がかさみ思うに任せなくなってきております。
おゆみ野在住者で、かつ四季の道を日常的に利用されている方で、四季の道を世界でもっとも美しい道にする活動に賛同される方に、ペンキ代のカンパをお願いいたします。

① カンパは一人3000円(ペンキ1.8L 一缶の値段)をお願いできないでしょうか。年間のペンキは約20缶程度です。

② カンパの件数、金額は毎月1回このブログで報告します。また決算報告は年1回行います。

③ 賛同していただける方は以下の口座に送金いただければ幸いです。なお送金していただいた場合は同時にこのブログのメール機能を使ってその旨連絡いただけると幸いです。

・千葉銀行 鎌取支店(092)
・おゆみ野クリーンクラブ 普通預金口座(3743511)

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