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(24.1.26) 借りた金は踏み倒せ、税金は払うな。 ギリシャ人気質とドイツの苦悩 Greeks spirit and the German distress

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 前にギリシャ人が作成したドキュメンタリー番組でNHKが放送したものに、「ギリシャ人は債務を踏み倒してよい」と言う主張の番組があった。
趣旨はヘッジファンド等が純粋無垢なギリシャ人をだまして借金付けにしたのだから、貸出責任があり、当然借金は踏み倒せると言うものだった。

 いかにもギリシャ人らしい主張だと思ったが、ギリシャ人が純粋無垢で世界の金の亡者にだまされ続けていると言う主張は完全に誤りである。
それと言うのもギリシャ人イタリア人も同じだが)は、ことあるごとに脱税をして税金をちょろまかす天才で、本来国庫に収められるべき税金の約2割が脱税されているからだ。

注)私はこのギリシャの脱税率はもっと高いと思っている。納税に忠実な日本人でさえ農業者や自営業者の脱税率がかなり高いのは承知の事実だからギリシャ人が20%でおさまるはずがない。

 昨日(24日)放送されたNHKのワールド・ウェーブ・トゥナイトが報じたものだが、脱税が最も横行しているのが付加価値税消費税)で、レシートを発行せずに販売して、23%の消費税分を懐に入れるという方法だ。

注)消費税はレジのレシート単位に収めることになっているので、レジを通さなければいい。

 さすがにギリシャ政府もこの脱税に目をつぶることができず、消費者相談窓口を開設して市民からの情報提供を受けつけていたが、通報件数は昨年だけで4万件になったそうだ。
ギリシャ政府はこの通報だけではまだ不十分と思っており、レシートを集めて税務申告すると一定の金額が還付される仕組みを採用した。このため市民は家中にレシートをためることになったとレポーターが報じていた。

 さらに政府は固定資産税電気代と一緒にして収める仕組みを導入したため、今まで固定資産税を払わなかった国民も、電気を止められては大変なので納税するようになったと言う。
元々ギリシャ人は脱税は当たり前で借金は踏み倒せと言うのが一般常識だから、最近の政府による脱税取り締まりはギリシャ文化に対する反逆に見られるらしく、反対の市民運動が起きていた。

 ギリシャ政府がこうした脱税の取り締まりに乗り出したのは、ユーロ支援国から自助努力を求められているためである。
もしギリシャがEUにもユーロにも参加せず、ローカルな市場でのみ経済活動をしていたならこのギリシャの債務問題はギリシャ国内の問題にとどまったが、ユーロに加入したため世界的問題になってしまった。

 昨年10月、倒産したギリシャ救済のためユーロ1300億ユーロ13兆円)の追加支援を決定し、さらに金融機関に対しても約500億ユーロ(5兆円の借金棒引き要請をしている。
都合18兆円の棒引きだが、これはギリシャのGDPにほぼ匹敵する金額だ。

 金融機関がなぜ半額返済で応じたかは、ギリシャが本当に倒産すればほぼ全額債権が消滅することと、半額弁済を認めれば各国政府がいざと言うときは支援をすると空約束をしたからである。

注)本当に国内の金融機関を政府が支援できるのはドイツ以外にはなくなっている。フランス政府の約束は反故になりそうだ。

 現在銀行団とギリシャ政府は残り半額の国債を超長期の30年国債に乗り換えることまでは同意したが、利率問題で同意が得られていない
銀行団は4%を主張し、ギリシャは3.5%を主張して0.5%の隔たりをなんとも埋めることができない。
とうとうEUの財務相が財務相会議で怒り出して、「早期に決着しなければ1300億ユーロの追加支援をしない」とケツをまくった。

 今市場は3月20日145億ユーロのギリシャ国債の借換えがスムーズにできるかどうかに注目している。
ギリシャ人は最後はドイツが金を出してくれると読んで、いたってのんびりと銀行団と交渉している。
金はいくらでも借りられる。最後は踏み倒せばいい

 一方骨の髄から謹厳実直なドイツ人から見るとギリシャ人のこのラフな性格は我慢ならないらしい。
それでもヨーロッパを救えるのは、フランスが救われる側に転落した今、ドイツ一国になってしまったのも事実だ。

 1月30日にEU首脳会議が開催されるが、この時期までに銀行団とギリシャ政府との折衝が決着してないと、首脳会議で決めるべき内容がなくなってしまう。
サルコジ大統領メルケル首相が互いに視線を避けてうろうろして狼狽すれば、間違いなくユーロ危機は第二のリーマン・ショックのレベルに突入するだろう。

 ドイツもフランスも最後の貸手IMFにヨーロッパのための資金供給をしてほしいと願っているが、アメリカは「IMFはヨーロッパだけの金融機関ではない」とつれない。
EUを救う」と豪語していた中国もブラジルも今では自国の経済を救うことで手一杯になってきた。
ドイツには金があるのだからドイツがヨーロッパを救うべきだ」と各国はEUを見放し始めている。

 ドイツは怠け者で脱税天国のギリシャのために資金を提供するのは断腸の思いだが、ドイツ以外にヨーロッパを救う国はない。
日本はバブル崩壊から20年、景気対策の繰り返しでそれまでのたくわえをすべて失ったが、今ドイツがヨーロッパの救済で日本のわだちを踏んでいる

なおギリシャ経済については以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat44468201/index.html

またヨーロッパ経済については以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43160490/index.html

別件)今回「おゆみ野四季の道」のカウンター10000を加算しました。

(Google翻訳は頭だけにします。現在読む人がわかる英語にするための研究をしていますが、すべてを対象にするととても時間がたらないので、できる範囲に収めることにしました

Documentary program was created by the Greeks. NHK has broadcasted the program.
The program claimed "The Greeks must not have repaid the debt"
Hedge funds who have cheated innocent Greek, and Greeks was with the debt. So creditors are allyl responsible lending. Of course, the Greeks beat the debt in light.
It's like a decent person claiming Greece. Greece is no innocent person. "The creditors of the world are cheating Greek people ." This claim is completely wrong.
Greek (the same Italians) is a tax evasion. Approximately 20% of tax evasion have been.

The NHK "Wave World Tonight" reported. The most rampant tax evasion, tax (VAT) is. Evasion has been approved, 23 percent of the sales tax, without issuing a receipt.

 

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