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(24.1.10) 学生は医学部を目指そう  マキャベリズムの勉強法

 


  前回猿でも受かる東京大学医学部」(リンクがはってあります)という記事を書いたらとても多くの人が読んでくれた。
この記事は心理学者でかつ老人医療の専門家の和田秀樹氏の「新・受験は要領」と言う本の解説記事なのだが、和田氏は灘高校で落ちこぼれていたときに開眼して現役で東大医学部に入った人である。

 和田氏の方法論は数学の場合(他の学科も同じ)、徹底的にパターンを記憶することで、この記憶量が入学の合否を決めると言うものだ。

 記憶が主体だから問題を見て5分間程度たっても解決策がわかない場合は、すぐさま回答を見てその内容を論理的に理解して記憶することにある。
絶対に30分1時間もかけてうんうんうなってはいけないので、そんなことよりさっさと記憶をしてしまえと言うのがその趣旨だ。
どうせ考えても回答などは考え付かない。それよりもパターンを記憶して問題がどのパターンかを認識してそのパターンを適応すればよい」

 この本を読んだ10月からほぼ2ヶ月間たったが、その間和田氏の方法論が適切かどうか私自身で実験を行ってきた。
実験内容は数学のセンター試験を苦もなく解けるようになるかどうかだったが、信じられないことに試験の問題を解けるようになっていた(ただし私の場合は手計算に時間がかかる)。

 私のように65歳の老人で記憶力など鶏レベルの人間で、かつ大学入試問題などは40年前からすっかりご無沙汰していた人間がである。
これはすばらしい方法論だ、受験勉強の革新だ!!!」驚いてしまった。

 本を読んでみるとわかるが、この本は受験のマキャベリズムと言える。
大学入試、それも東大医学部に入学するための手練手管で、通常の感覚の人が読むと「そんな汚い手までして入学したくない」と思いそうだ。

 たとえば受験に関係ない学科のときは隠れて必要な学科の勉強をすることを勧めたり、教師の指示は適当に聞いて自分の都合のいいときだけ応ずることだと言ったり、女性にあこがれた場合はさっさとマスターベーションをしてエネルギーの発散をすることを勧めている。

 特に数学の勉強は記憶学科だと認識して英語の単語を記憶するように回答のパターンを記憶することに集中し、間違っても論理思考を鍛えているなどと言う虚構を信じないことだと言うのには驚いた。
通常の頭脳ではじめから数学の問題を解ける人なんていない」と言う透徹した認識だ。

注)通常数学教師は数学は論理思考の訓練に役立つものと信じているので上記のような説を聞くと激怒する。

 多くの高校生が数学や物理と言った学科で落ちこぼれてしまうのは、この学科が単に記憶学科だと思わないからである。
特に数学で落ちこぼれる学生のほとんどが、自力で問題が解けないことに愕然とするが、解けないのが当たり前で解法のパターンの記憶が足りないだけだ。

 私が多くの学生が和田式の方法論を採用し、らくらくと医学部に進学してほしいと思うのは、日本において唯一と言っていいほどの成長産業が医療分野だからだ。
毎年2%前後医療費は増大しているが、日本はここ20年余り名目のGDPはまったく増加していない。
その中で毎年2%前後の成長は驚異的で、一方日本を代表していた自動車産業などは毎年のように生産量を減らしている。
日本再生のためには日本が医療大国になることがぜひ必要だと言うのが私の認識で、そのためには医学部学生を増やさなくてはならない。

注)上記のことについては「日本の医療の現状と成長産業としての役割」に記載してある。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-8747.html

 医学部に入学するには通常の学生(親が医者でなかったり資産家でない学生)は資金面から言って国公立の医学部を目指すしか方法はない。
今までは医学部を目指すには著名高校で優秀な成績をとっていないとだめだと思われていたが、それはまったくの誤解で通常レベルの記憶力と理解力、それに医学部に入りたいとの熱意があれば和田氏の方法論を採用することによって苦もなく医学部に入学できる。

 これは本当の話で65歳の老人がその方法論の実験を行ってみても効果があるのだから事実だ。
このブログを読んだ親御さんや受験生はすぐさま和田茂樹氏の「新・受験は要領」と言う本をアマゾン本屋には置いてないことが多い。新本で861円)で取り寄せて読むことを勧める。

 この本を読むか読まないかで人生の岐路が決まると言っていいほどの革新的な本で、政治の分野でも実際はマキャベリズムの世界であるように、受験もマキャベリズムの世界であることをこの本は教えてくれる。

 なおこの本は受験の思想書としての側面が強く全体が戦略書であり、個々人のレベルに合わせた具体的な指導までは行っていない。
おゆみ野ちはら台近辺に住んでいる人で、この本を読了後自分として具体的にどのような戦術をとったらいいかわからない方がおられたら無料で相談に応じることとする。
連絡はこのブログの右上にあるメール機能を使って照会してください。
 

 

 

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