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(23.12.12) 日本の民主党政権を見捨てたオバマ大統領

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  鳩山・菅・野田と続いた民主党政権は完全にオバマ大統領から見捨てられてしまった。
来年1月野田総理が民主党の首相として何とかしてこぎつけたかったアメリカへの公式訪問をアメリカからキャンセルされたからだ。
大統領選挙が始まるので日本の首相と会うのは難しい
民主党政権になってからオバマ大統領とサシで交渉する時間すら取れなくなった。

 鳩山氏の時はランチタイムの合間に数分間鳩山氏の泣き言を聞いただけだし、菅総理は東日本大震災対応に追われていたこともあるが、決断力のない首相として公式に会ってもらえなかった。
イ・ミョンバク大統領に対する国賓としての最高級の扱いとひどいコントラストだ。
そして今度は野田総理がやはりTPP普天間基地移設問題での優柔不断な態度を嫌がれて会談をキャンセルされた。
民主党の首相とあっても泣き言を聞くだけで時間の無駄だ。無視しろ!!!」
日本は完全にアメリカから干されている。

 しかしそれも仕方がないのではないかと私の目に映る。野田政権は党内融和を重視するあまり、まったく無能な一川保夫氏を小沢氏の側近と言うだけで防衛相に任命してしまった。
一川氏が無能なことは本人が正式に認めており、就任早々「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロールだ」と言っている。
素人と言うところが本音のところで、シビリアンコントロールは当初からするつもりはない。

注)私が使用している無能と言う言葉は愚かと言う意味ではなく、任に堪えられないという意味で使っている。

 またブータン国王夫妻が国賓として来日し宮中で晩餐会が開かれた時は欠席し、その時間に民主党議員の激励会に出席して「ブータン国王が来て宮中で催し物があるが、私はこちらの方が大事だ」とリップサービスをした。
これは三重の意味で問題で、① ブータン国王夫妻に対して非礼だし、② 天皇陛下の国事行為を無視しているし、③ 公式行事より私事を大事にしていて閣僚としての責任を放棄している。

 さらに国会答弁では野党からその無知・無能さをつかれ、95年に起きた米兵による沖縄県の少女暴行事件をまったく知らなかったことがばれてしまった。
前原政調会長が「勉強不足にすぎる」と苦言を呈したのは当然だ。
私は一川氏が本質的に無能なのは本人の責任で致し方ないと思っているが、そう言う人を防衛相としておくのは国家的損失だ

 かつて日本の総理も閣僚もまったく無能でも務まった時期があった。経済一流・政治三流といわれていた高度成長期の頃のことで、当時は何をやってもうまく行っていたのだから、政治家が口を出さず料亭ではしゃいでいればよかった時代である。
官僚機構もしっかりしていたから素人大臣でも十分に勤めることができた。

 しかし1990年のバブル崩壊以降日本は未曾有の不況に襲われ、政治家の技量がためされる時代に突入した。会社でも国家でも同じで、ピンチの時は経営者や閣僚の能力が試される。
無能であれば会社であれば倒産し、国政ならば停滞して対外的に日本の評価を低めてしまう。
特に防衛相はアメリカとの間で普天間基地移設問題と、次期主力戦闘機の選定問題という最重要案件を抱えているのだから、無能な素人が務まるわけがない。
一川氏はその無能さをさらけ出しており今後ともおりにふれて野党の餌食になるだろう。
野田総理としては罷免要求がある前に辞任させるのが適切な処置だったが、小沢氏の顔色を伺って現職の続行を決めた。
これではオバマ大統領が「決断力のないヤツ」とあきれるのは無理もない。

 野田政権は消費税の増税税と社会保障の一体改革公務員給与の引下げ国会議員数の削減等どう見ても一筋縄では行きそうもない案件を抱えているのに、わざわざ足を引っ張る閣僚を現職に止めたままだ。
政治が全面に出て解決しなければならない案件だが、政治家が無能ではどうしようもない。

 民主党政権は自民党政権が飽きられて発足した政権だが、鳩山・菅・野田と続く3代の民主党政権は自民党政権に輪をかけてひどく、ただただ日本の国際的評価を貶めてきただけだった。
自民党は駄目、民主党はさらに輪をかけて駄目だとすれば、日本国民はどのような政体を望めばいいのだろうか。

 今幸いに地方には大きな変革のうねりがある。私が期待しているのは橋下氏が率いる地域政党で、橋下氏の強引と思えるような手法が今日本に必要だと思っている。
民主党3代の首相が室町幕府の将軍とすれば、さしずめ橋下氏は織田信長と言うところだ。停滞しきった日本には橋下氏のようなリーダーシップを持った指導者が必要で、そうなるまでは日本はアメリカから無視され続けるのもいたし方ないだろう。

なお野田政権に関する記事は以下に纏めてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat45463769/index.html


別件)本日「おゆみ野四季の道」「おゆみ野四季の道 その2」のカウンター10000を加算しました。

 

 


 


 

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評論 日本の政治 野田内閣」カテゴリの記事

コメント

>そう言う人を防衛相としておくのは問題がある。

いや「そう言う人」しかいないんですよ、民主党は。
橋下氏のすごいところは、凄まじいマスコミのネガティブキャンペーンにもかかわらず、圧勝したことです。
日本国民がマスコミを一切信用しなくなったとき、日本は変わると信じてます。

投稿: 縄文人 | 2011年12月12日 (月) 06時56分

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