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(23.11.17) 文学入門 上橋菜穂子 「精霊の守(も)り人」

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 読書会に参加していると思わぬ本を読まされることになる。
今回は上橋菜穂子さんの「精霊の守(も)り人」と言うファンタジーだった。
私はいつものことでこの著者も本も知らなかったが、児童文学の分野ではとても有名な人で、かつ文化人類学の研究者で大学の先生だと言う。

 この「精霊の守(も)り人」はとても人気が高くシリーズ物になっていた。
読書会のメンバーのメイコ姉さんが「ファンタジーってとても素敵で、私もこの本を選べばよかった」といったので「そうかそんなに著名な作品なのか」と初めて知った。

 この物語は新ヨゴ皇国の第二王子が「水の守り手」のたまごを産み付けられ、そのために卵食いのラルンガに狙われ、それを短槍使いの達人の女用心棒バルサが守ると言う話である。
何のことかさっぱり分からないだろうが、ファンタジーなので内容を詳細に記すよりも読んでしまったほうが早い。
ほとんど1日か2日で読んでしまえる。

 文章は元々が児童文学の範疇として記載されているので難しい表現や、持って回った言い回しなどはないから素直に読める。
イメージは「風の谷のナウシカ」にかなり似ているが、戦闘場面などは白戸三平氏のカムイ伝だ。

 読んでみた素直な印象は誠に不思議な奇想天外な話で、「とても面白い」ということだが、挿絵がまったくないのには閉口した。
こうしたファンタジーで特に動きのある戦闘場面などは文字で読んでもイメージがなかなかわかない。
宮崎駿氏のアニメだったらすぐにわかるのに・・・・」と思ったものだ。

 元々文字は心理描写のような心の奥を描くときはとても有効で、これを映像で表現するとなると相当程度レベルの高い役者の演技が必要になる。
一方動きは目で見るのが一番でアニメにしろ、ロード・オブ・ザ・リングCGコンピュータ・グラフィック)にしろ、見ただけで手に汗握れるのだからこれは映像の勝ちだ。

 もっともロード・オブ・ザ・リングナルニア国物語は、元々は本として出版されたものが、その後映画化され始めて私のようなファンタジーに縁のないものにも目にとまるという経過をたどっている。
そうした意味でこの「精霊の守(も)り人」もアニメかCGを多用した映画を作ってくれたらきっとヒットは間違いなしと思うのだが・・・・。

注の追加)私はまったく知らなかったが、すでにアニメやコミックになっているという

 この本の解説で恩田陸というSF作家が「あなたはラッキーだ。私たちは、母国語で読める、しかも私たちが読むべきファンタジーにようやく巡りあったのだ」と記載していたのには驚いた。
そうか、日本には母国語で読むに足るファンタジーが今までになかったのか・・・」と言う驚きだ。

 とこれでこの種のファンタジーは一体誰が読むのだろうか。
私も面白く読めたので大人が読んでもいいのは確かだが、子供なら中学生以上の読解力は必要だろう。
挿絵がまったくないので小学生ではちょっと無理のような気がする。
やはりこのレベルの子供はアニメ化して見せるほうがよさそうだとの感想を持った。

なお文学入門に関する記事は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat43898465/index.html


別件)「おゆみ野四季の道」「おゆみ野四季の道 その2」のカウンター10000を加算しました。 


 

 

 

 

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コメント

はい、すでにコミックやアニメになっていますね^^;

投稿: | 2011年11月17日 (木) 18時02分

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