(23.11.1) 老兵は死なず ただ消え去るのみ ちはら台走友会のオクトーバー・ラン
いやはや大変なことになってしまった。ちはら台走友会のオクトーバー・ランのことである。ちはら台走友会は毎年10月、走りこみ月間として1ヶ月間の走行距離を競うコンテストが催される。
昨年は私が494km走ってトップになったのだが、今回はとても走る気力がなくなっていた。
一番の原因はトランスエゾ1100kmを完走できなかったので、今後は超長距離走から引退することにしていたからだ。
「まあ、今回は350km程度走って3番程度になればいいや・・・・」そう思っていた。
ところが今年のちはら台走友会は例年になく燃えてしまった。今年入会した若手NO1のマッチャンが飛ばしに飛ばしたからだ。
通常私が1日に走る距離はおゆみ野からちはら台に向かって伸びる周回コースの13kmである。
あるいはちはら台の中のかずさの道を2周して16km程度が相場だ。
ところがマッチャンは通勤ランと組み合わせて25kmから30kmの走行を平気で毎日続けて、トップの座を一歩も譲ることなく独走状態になってしまった。
「まあ、そのうちにくたびれてくるだろう」と私は思っていたがペースは一向に落ちない。
「これはまずいんじゃないか・・・・完全に独走を許してしまいそうだ」
モンブラン山岳マラソンでキリアン選手に飛ばされてあせりまくってしまった鏑木選手と同じ立場になってしまった。
「何とかしないとますます離されてしまう!!!!」
後半になって得意の江戸川堤走を取り入れてみたが、50km程度走ったぐらいでは追いつけない。私は長距離走をした後は一日休養を取るのだが、マッチャンは相変わらず休みなく25kmから30kmのペースで飛ばしている。
ならばと長距離走の距離を65km程度に増やしてみたが焼け石に水だ。
なんとしても30km程度の差が縮まらない。
仕方がないので最後の手段に出た。80km程度の長距離走を練習で採用することにした。
これは走ったことのある人なら分かるが、練習で80km程度こなすのは意志力との闘いになる。
たとえばキロ7分で走っても80kmでは10時間半もかかる。途中で食事もとるので走りっぱなしでも11時間だ。
うんざりするような長い時間だ。
だが、マッチャンに追いつくのにはそれしかない。
78km走って29日の段階でようやく追いついたが、マッチャンは最終日に「限界に挑戦する」と宣言している。
「仕方ない、最終日はどうしてもマッチャンが追いつけない距離を走ろう。なにしろマッチャンはサラリーマンだから、月曜日に1日中走れない。ここは引退者の強みだ」
朝の4時からスタートした。しかしこのところ長距離走を立て続けにしていたので、まったくスピードが上がらない。時速で7kmを予定したが、実際は6.5kmだ。
「足が動かん、ひたすら我慢の走法だ」
ありがたいことに私のRUNをTwitterで知った走友会の小太郎姉さんがエイドを設定してくれた。
結局18時間かかって110km走った。
合計の1ヶ月間の走行距離が609kmになって、何とかマッチャンを振り切ることができた。
それにしてもきついオクトーバーランだ。
もうこんなランは二度としないことにしよう。
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」だ。
なおちはら台走友会の記事は以下にまとめてあります。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/cat44088639/index.html
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コメント
おゆみ野のアベベさんへ。おめでとう! また来年も勝ってください。
投稿: Taka Maja Indigo | 2011年11月 2日 (水) 06時28分