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(23.9.11) おゆみ野最新事情 今年のおゆみ野は静かだ!!

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(トシムネさん撮影 山崎編集)

 おゆみ野はとても美しい街である。ここはURが最後の大規模土地開発事業として開発した場所だけあって、URのあらゆるノウハウが集結された場所と言っていい。
特に遊歩道がすばらしい。四季の道と称するおよそ6kmの遊歩道や、それ以外にも中の道おゆみ野道と言った遊歩道があり、拠点拠点にはこれもすばらしい公園が設置されている。

 私は職業柄よく日本各地や海外にでかけていきそこでJOGをしたものだが(JOGをするのが仕事ではないが、朝時間を見つけては走り回った)、このおゆみ野隣接するちはら台を含めて)に整備されたような遊歩道や公園にお目にかかることはなかった。

 そうした意味でインフラとしては世界でも屈指の美しさを保っているのだが、問題はそうした美しさをいつまでも維持することが難しいことだ。
新築の家屋は当初はピカピカに光り輝いているが、手入れを怠ればたちまちのうちに古びた住居に変わってしまう。

 特に問題なのは人口が増えるにしたがって、遊歩道をはじめとする道路にゴミが散乱し、景観を著しく損なっていることだった。遊歩道や公園にはゴミ箱を一切置かず、ゴミは各自が処理することが建前だが、実際は遊歩道や道路をゴミ箱代わりにしている人が多い。
こりゃ、駄目だ。人々の道徳心に頼っていてはここおゆみ野はゴミの街になってしまう」

 私が遊歩道に落ちているゴミを拾い始めたのはおゆみ野の住民になってからだから今から16年前になる。
当時は私は現役のサラリーマンだったので、通勤途中にゴミ拾いをすることにしていた。
家から駅まで約1kmだが、遊歩道夏の道)に落ちているゴミを拾ってはジャスコのゴミ箱を拝借して捨てていた。

 私が本格的に清掃活動を始めたのは退職した60歳からだから、今から5年前になる。
自由の身になったので、四季の道6kmの清掃を毎日行うこととした。時間は約2時間かかる。
45Lのゴミ袋と缶を入れるためのビニール袋を持って一周すると、ほぼいっぱいになるのが普通だった。

 朝定期的に会う人から「いつもありがとうございます」という言葉をかけてもらうことが多いが、私の目的はこの世界でも屈指の美しいおゆみ野をいつまでも美しいままで止めておきたかったからだ。

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(トシムネさん撮影 山崎編集)

 清掃活動を始めて数年経つと協力者も現れて、私はおゆみ野クリーンクラブを立ち上げた。現在まで会員は約15名程度で、各人がそれぞれのテリトリーを持って自由に清掃活動を行っている。
キャッチフレーズは「四季の道を世界で一番美しい遊歩道にしよう」だ。

 清掃活動だけについて言えば、徐々に浸透してきていると言えそうだ。個人でも又集団でも清掃活動をする人が増加しており、私が本格的に始めた5年前に比べるとはるかに放置されているゴミの量は減っている。

 ゴミ以外の問題は落書きがあった。この落書きはとても厄介で特に上に道路が通っているトンネルの壁にされることが多い。
最近は少なくなったが、一頃は特殊な字形の落書きがはやり、おゆみ野周辺の壁と言う壁にこの文字が落書きされるのには閉口した。

 落書きが厄介なのはこれを完全に消し去る方法がないからである。当初は剥離剤を使ってみたがこれは小さな落書き消し専用で壁一面の落書きにはどのようにしても対応ができなかった。
試行錯誤の結果上から同系統の色のペンキを塗るのが一番だと言うことを知った。
いわば全とっかえなのだが、これ以外に方法がない。
ペンキはたとえ同じ種類のものでも時間が経つと色落ちがするので、まったく同じ色が存在しない。
だからすべて上から上塗りをするのが一番なのだ。

 この落書き消しの最大の問題点はペンキの値段が高いことにある。約2L程度の缶が3000円前後し、これで塗れる範囲はあまり多くない。
私はペンキを個人的に購入しているが(一時新都市ライフから支援を受けたことはあった年金生活者の所得には限度があり、無制限にペンキを購入するわけには行かない。
幸いにも最近は落書きが劇的に減っており、落書き消しに費やす労力も費用も減っているのは僥倖だ。

注)落書きや公園で夜飲食をして汚すのはほとんどが中学生の悪がきの仕業である。今年に限って言うとこの悪がきがほとんど見当たらなくなった。学校での指導が行き届いたからだろうか、あるいはたまたま今年の中学生は真面目なのだろうか。

 ここ1年に限って言えば落書きはほとんどなくなったので、今はペンキを遊歩道のベンチの補修に使用している。
遊歩道のベンチは長い間ペンキが塗られていないため、腐ったり壊れたりしている部分が多く、このベンチをできる限り長持ちさせるためにペンキの塗装を行ってきた。
ここでは問題はすぐにペンキが剥がれてしまうことで、特に水生塗料と板との親和性がなく、年に4回程度塗りなおさないとならない。

 あまりにしばしば塗りなおしが必要になるので今は油性塗料に変えた。油性塗料は塗るときにシンナーの臭いがするので好きになれないが仕方がないと思っている。
最もすべてのベンチの塗りなおしができているわけでなく、夏の道の全部と春の道のほとんどを塗っておいたが、春の道のベンチはまだ塗り残しがおおい。

 おゆみ野の街の景観を守る作業として手を抜けないのが植栽の樹形の監理が有る。
特に夏の道にはすばらしく美しいケヤキ並木が続いているのだが、この並木道が約3年前に坊主になってしまった。
高さを12m程度に制限するためにいわゆる筒切りと言う方法で枝を切り倒したからだ。

 おかげでおゆみ野自慢のケヤキ並木がほとんど巨大サボテンの並木に変わってしまった。夏場も木陰ができず、きられたケヤキの中には樹勢が弱まって倒木寸前になるものが現れている。

 これについてはおゆみ野守り人が立ち上がり、景観維持の運動をした結果今では市のみどりの協会ここが実際に剪定作業等を発注している)と事前打ち合わせをすることになっており、私がおゆみ野守り人を代表して参加している。
ここ2年ほどは無理な剪定を行っていないので樹勢が回復し景観も戻ってきた。

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(トシムネさん撮影 山崎編集)

 以上のように、毎日の清掃活動、落書き消し、ベンチの塗装、ケヤキ並木の維持を行っているが、それでも残った難しい問題がある。

 一つは放置自転車の多さで、実際は駅前の駐輪場に於いてある自転車で鍵をかかっていないものを無断で拝借し、自宅近くの路上に放置している行為だ。
こうした自転車が四季の道や公園に多く放置され、そのうちに段々と壊されていって最後は絶対に乗れないような代物になっている。

 これに対しやはりおゆみ野守り人Fさんが積極的に放置自転車の警察への通報運動を行っているが、組織的な取り組みとしてはまだ弱い。
現在おゆみ野駅周辺には監視カメラが設置されていることになっているが、これが本当に役立つようなシステムを警察と共に検討をする必要があるだろう。

 もう一つの問題は伸びすぎた芝生の維持管理だ。 みどりの協会が年に3回程度(正確に数えているわけではない)業者を入れてくれるが、夏場は雑草の生育が早くたちまちのうちに芝生が覆われてしまう。
私はおゆみ野の森で草刈を毎月行っているのでその延長で芝刈りをしようかと思っているものの、四季の道全体では約6kmもあるので一人では限界があり、業者が使用するような装備も持っていない。
いつもイギリスの公園のように芝生が監理されていたらどんなに美しいかと思うのだが残念だ。

 おゆみ野を世界で最も住みやすい街にする運動は今一歩のところまで来ている。個人的に取り組んでいる人は私をはじめ多くの人がいるが、組織的な取り組みは弱いと言わざるを得ない。
そうした取り組みの強化が必要な段階に来たようだ。

注)おゆみ野にはコミュニティー懇談会(コミコン)があり、ここが中心になっておゆみ野地区の美化運動に乗り出すことになった。私にも声がかかっており、私のできる範囲内で参加することにしている。

 

 

 

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