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(23.9.7) アメリカと中国のサイバー戦争 中国のサイバー攻撃を打ち破れ

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  (マッスルさん撮影 山崎編集


 昨日(5日)のNHKワールド・ウェーブ・トゥナイトの特集の「サイバー戦争」はとても面白かった。サイバー戦争の主役がハッカーになっていると言う。
通常私達がハッカーと言う言葉を聞いてイメージするのは、「不法に政府や企業や個人のシステムに侵入し、そこにあった秘密情報を盗むコンピュータのスペシャリスト」と言うイメージだが、それは正しくないと言う。

 ハッカーとは「コンピュータやネットワークの働きを詳しく理解することに喜びを見出す人」なのだそうだ。この定義ではハッカーは単に「コンピュータとネットワークが大好き人間」と言うイメージである。

 実際この特集で強調されていたことは「倫理観を持ったハッカー」と「倫理観を持たないハッカー」で前者を善玉ハッカーといい、後者を悪玉ハッカーと言うのだそうだ。
笑ってしまった。一頃までハッカーといえばヤクザやテロリストとさして違いない人種と言われていたのに、今や善玉と悪玉の区別がされている。

 しかも信じられないことにアメリカのラスベガスで世界的規模のハッカーのオリンピックが堂々と開催されていた。出場者は1万2千名におよび、アメリカ、韓国、日本、ロシアハッカーがほぼ全員集まったような大会だ。
ルールは何人かのグループに分かれて互いのコンピュータに進入して情報を盗むと言う方法で、先に進入ができたほうが勝ちと言うゲームのようだ。

注)ここには中国のハッカーがいないことに注意。

 19年前に始まったこの大会は当初はハッカー同士のオタクの集まりだったが、今や世界中のインテリジェンスを扱う組織(CIA、FBI、MI6、モサド等)やIT企業のリクルータがブーツを開設して、優秀なハッカーのリクルートをする場に変わっていた。

 なぜそのようにしてまでハッカーをリクルートするかと言えば、現在中国政府の秘密組織がアメリカや西側諸国の政府や企業に対し実に大規模で効果的なサイバー攻撃を仕掛けてきているからだ。

注)現在の戦争は陸・海・空・宇宙の他にサイバー空間で行われる。そしてこのサイバー空間での戦争がアメリカと中国の間で行われている実際の戦争である。

 最近の最も大きなサイバー攻撃と知られているのはグーグルのメールサービスに対するハッキングだったが、これはアメリカの政府高官のメールを特定した中国のサイバー攻撃だった。
グーグルはこれに抗議して中国本土から撤退したが、中国は濡れ衣だといっている。

 アメリカ政府が本腰を入れてハッキング対策に乗り出すことにしたのは、国防総省のコンピュータがハッキングされ、次世代戦闘機の情報を盗まれたからで、これは明確に中国の仕業である。
そしてアメリカ政府関連のコンピュータへの進入は今年すでに42000件に及んでおり、昨年同期比対比40%増だそうだ。
このすべてが中国筋と言うのは言いすぎだが、アメリカ政府は政府関連コンピュータにハッキングしているのは中国の関与が強いと分析している。

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  (マッスルさん撮影 山崎編集

 問題は中国は国家政策としてハッカーを育成しているのに、アメリカを始め西側諸国はハッカーをアウトローとみなしていたため、対サイバー攻撃の育成を組織内の要員でまかなおうとしたことだ。
しかしこれは大失敗で中国はプロ集団、西側諸国はせいぜいセミプロレベルだからサイバー戦争に勝てるわけがない。
次々に情報を盗まれてついにアメリカ政府も決断した。
強盗を捕まえるのには強盗が一番だ

 アメリカ政府が採用した方法はハッカーを善玉ハッカー悪玉ハッカーに分けて、この善玉ハッカーをリクルートすることで中国のサイバー攻撃に対応する方法だった。
もちろんアップルやその他のIT産業もノウハウを中国のハッキングから守るために善玉ハッカーをリクルートしている。

 今回リクルートブーツを出していたのはアメリカ、イギリス、フランス、中国、韓国だったが、日本のブーツがないことが気がかりだった
日本でも政府関係、特に防衛省のコンピュータが狙われており、また日本の先端企業のノウハウも中国に盗まれているのに、まったく何事もないかのように装っている。

 元々日本人は泥棒に泥棒を捕まえさせるような手段は忌み嫌うのだが、実態はそんなことを言っていられないほど中国のハッキンググループの能力は高く、日本も優秀なハッカーをリクルートする以外に対応策がないのも事実だ。
現在のサイバー戦争の勝者は中国で、アメリカや西欧諸国は優秀な善玉ハッカーをリクルートして、巻き返しを図ろうとしている。

)参考 「Googleと中国の仁義なき闘い」は以下のURL参照
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/22326.html

 

 

 

 

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