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(23.9.23) 日中サイバー戦争 三菱重工業が狙われた

23_007  

 サイバー戦争
はアメリカと中国との間の戦争と思っていたら、ついに日本と中国も戦端を開いた。
日本の防衛産業のかなめである三菱重工業のサーバーとパソコンが中国のサイバー攻撃を受けたからだ。日本から見ると逆真珠湾攻撃のようなものだ。

 この8月中旬三菱重工のサーバーが異常な動きをしていることを、ウイルス検地システムが発見した。すぐさまセキュリティー専門会社に解析を依頼したところ、三菱重工の11箇所のサーバーやパソコンから8種類のウィルスが検出された。

 このうちの一つはトロイの木馬と言って三菱重工のサーバーやパソコンを海外のサイトに強制的に接続し、そこから情報を盗み出す方法をとっていた。
三菱重工は日本の防衛産業のかなめで、特に潜水艦護衛艦原子力プラントの技術では世界最先端にある。
今回の攻撃に対し三菱重工では情報が流失したかどうかは確定できないとコメントしてたが、実際はかなりの情報が盗まれたと思ったほうが良い。

 三菱重工のサーバーやパソコンにウィルスが忍びこむ方法は、「ウィルスが埋め込まれた不正プログラムを添付ファイルにしてメール送信する方法」で、通常であれば受信者が怪しいと気づかなくてはならない性質のものだった。
今回こうしたメールを怪しまず添付ファイルを開封したのは、送り主が実在しており、日常的にメール通信をしており、添付ファイルも普段と変わらなかったからだという。

 これは事前に三菱重工のメールシステムに侵入してそこで使用されたメールをコピーして使用しているからと思われる。
そのようにして偽装されたメールは受信者はいつものメールと思って開封するのでたちまちのうちにウィルスに感染してしまう。

 問題はこうした特定企業を狙った標的型攻撃07年ごろより増加しており、今まではもっぱらアメリカの防衛産業アップルのような先端産業が標的になっていた。
今回それが日本の三菱重工業、IHI、川崎重工業、三菱電機が標的になった。

 従来のウィルス攻撃はもっぱら愉快犯と称されるコンピュータオタクの仕業で、自分のウィルス製造技術がいかに高いかを誇る種類のものだった。ウィルス感染をするとおかしな動画が現れてきたり、ディスク内にあった情報が消されたりしたので、感染すると大変なのだが特に情報が外に流れると言う種類のものではなかった。

 ところが現在問題になっている標的型攻撃は明確な目的意識を持って主として相手の防衛産業や最先端産業の情報と技術を盗もうと言うものである。
すでにアメリカはこうした攻撃が中国からされているとの明確な認識を持って対応策を構築している。

 こうした中で世界で最もセキュリティーが甘く、その一方で防衛や先端産業のレベルが高い日本がターゲットになってきた。
アメリカが無理なら日本から盗もう」と言うことのようだ。
中国には人民解放軍の中にサイバー特殊部隊が設置されており、この部隊がアメリカや西欧諸国、そして日本の防衛技術やハイテク技術を盗んでいる。

 アメリカと中国との間ではこうした情報の盗みあいが行われていて、すでにサイバー戦争と言う言葉が使用されている。
このサイバー戦争がついに日中間でも始まった。最も今は中国から盗まれっぱなしで太平洋戦争のイメージで言えば日本は真珠湾攻撃直後のアメリカと言う立場だ。

 サイバー戦争は人が死ぬわけでなく、また攻撃を偽装してどこから攻撃したか分からないようなステレス攻撃だから、中国は知らぬ存ぜぬのシラを切っている。
いくら日本がサイバー攻撃を詰問しても中国は認めないのだから、いくら言っても無駄だ。
我が国も甚大なウィルス被害にあっている」これが中国の常套句だ。

 日本としてはアメリカ並みのセキュリティー強化に乗り出し(アメリカでは今大々的にハッカーのリクルートを行っている)防衛体制を強化する必要があり、また中国のサーバーを攻撃する必要がある。
サイバー戦争はかつてのスパイ戦争と同じで007が今ではトロイの木馬に変わっただけだ。

注)07年以前の中国のサイバー技術は防衛的なもので、主として中国人民が中国政府にとって不適と思われるサイト(たとえばダライラマや中国人権活動家のサイト)にアクセスすることを防止するのが目的だった。

努力の結果この防止技術が世界最高のレベルに達したため、今度は世界各国の防止技術の穴を狙って攻撃が可能になった。
防衛力が攻撃力に変わった典型的な例である


 日本の反撃としては中国の最大の弱点である、インターネット監視システムを攻撃してここを麻痺させるのが一番効果的だ。
監視システムが動かなくなれば市民は自由に意思表明ができるのだから、中国に春をもたらすことが出るし、そうすれば世界最高峰のサイバー特殊部隊も防戦一方になる。

 サイバー戦争がきって落とされた以上、相手の弱点を最大限に攻撃するのが戦争と言うものだ。

なおアメリカのハッカーのリクルートについては以下の記事を参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/2397-0263.html

 

 
 

 

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