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(23.8.29) 温暖化と異常気象 中国とアメリカはいつその非を悟るのか?

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 このところの異常気象は常識を通り越している。
私はこの8月の7日から北海道で2週間かけトランスエゾと言うウルトラマラソンを走ってきたのだが、その前半の1週間はあまりの暑さに辟易した。
スタート地点は宗谷岬で日本の最北端なのに、気温・湿度とも私が住んでいる千葉とほとんど変わらず、「ここが本当に日本の最北端か!!!」と思われるような天候だった。
地元の宿の主人も「こんな暑い日は北海道では珍しい」と驚いていたくらいだから異常気象といっていい。

 異常気象は北海道だけでなく日本全体を覆っており、特に雨の降り方が変わってきた。
かつては日本の雨はやさしく降るのが特色だったのに、数日前に日本各地に降った雨はスコールのような雨で、1時間に100mmと言うから傘をさしてもまったく無駄なような雨だ。
幸いにも日本の治水事業は世界のトップ水準にあるので大きな被害は出ないが、外国においてはたちまちのうちに大被害になってしまう。

 中国や北朝鮮といった治水事業が遅れているところは、豪雨になると洪水になり、一方日照りが続くと旱魃になってしまう。
この春頃まで中国南部は大干ばつに襲われていたが、その後一変して大洪水になっていた。
北朝鮮も洪水に悩まされており、韓国は食糧の人道的援助に乗り出していた。

 アメリカにおいてもハリケーンが段々と凶暴になっている。2005年に発生したハリケーン・カトリーナカテゴリー5と言う最強のハリケーンだったが、ニューオーリンズ一帯が水没してしまい、2500名に登る死者・行方不明者が出ている。
このときの災害復旧費用も膨大で約5兆円規模の財政支出がなされていた。

 現在ハリケーン・アイリーンがワシントンやニューヨークと言った東部沿岸を直撃しているがこうした場所にハリケーンが上陸することは過去ほとんどなかったために、カトリーナで懲りたオバマ大統領は非常事態宣言を出してハリケーンに備えている。

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 しかし中国やアメリカが異常気象に悩むのはいわば自業自得と言える地球温暖化対策を一切せずに二酸化炭素をばら撒いてるからで、この2国で世界の二酸化炭素排出量の40%を占めている。

 石原都知事の言う「天罰」で、中国やアメリカはその災害復旧費用が膨大になり、それよりも温暖化対策に乗り出すほうが費用が安価だと認識するまでこの異常気象に痛めつけられたほうが良い。

 幸いに日本は治水事業に不必要なまでの予算をつぎ込み、何の目的で造っているのか分からないような 八ツ場ダムまで建設しているくらいだから、洪水に強い。
少々の豪雨があってもさして被害が発生することはない。

 一方中国は治水や灌漑事業にようやく緒に就いたばかりで、メコン川の上流にダムを造って水をせき止めれば下流域のタイやベトナムやラオスからクレームがつく。
中国南部から北部に灌漑用水を引いたのに頼みの南部が大干ばつになっては役立たない。
おまけに黄河がひえあがっている。
本来は温暖化対策に真っ先に乗り出してよさそうなものだがそれでもなかなか懲りない。

 外部の環境、特に水資源や空気のようなものを経済学で外部経済と呼ぶのだが、中国とアメリカはこの外部経済をどんなに汚しても「蛙の顔にションベン」だったが、徐々に「天に向かって唾する」ような状況になってきた。
外部経済を収奪して経済成長を図るメリットと、異常気象からの逆襲のデメリットがどちらが大きいのは分からないような状況になってきている。

 日本でも福島原発事故の収拾がつかず、総額で20兆円規模の復旧費用が必要となって初めて原発による電力供給の危険性を悟った。
中国もアメリカも福島原発事故レベルの環境破壊が進み異常気象が続けば、日本が原発事故で悟ったように、二酸化炭素を際限なくばら撒くことの非を悟るのだろう。

注)本件に関連する記事は「評論 地球温暖化」にまとめてあります。

 

 
 


 

 

 

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