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(23.8.24) トランスエゾ1100km始末記 その1 ウルトラマラソンよ、さらば!!

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宗谷岬の朝焼け

 人間には体力的にも精神的にも限界があるのだとしみじみ知らされてしまった。
鉄人なんていわれて有頂天になっていたが、私のウルトラマラソンの引退の時期が来たようだ。

 この8月7日から20日までの2週間かけて行われたトランスエゾ1100kmの結果は当初の予定から見ると散々な結果に終わってしまった。
この競技は北海道の最北端の宗谷岬から南端にある襟裳岬の間を往復する競技だが、信じられないことに開始3日目で私はダウンしてしまったからだ。
前半1週間は軽くクリアし、後半の100kmステージが山場だと思っていたのにはるか手前で墜落してしまった。

 今年の北海道は猛暑で特に前半は私が住んでいる千葉と同じような高温と多湿状態が続き、走っていると体中がから汗が吹き出ていた。
通常北海道の北部は30度を越えることが少なく、またたとえ越えたとしてもからっとした天気なのだが、今年の北海道は千葉とほとんど変わりがなかった。

 汗が滝のように流れ、水分をいくら補給してもすぐに補給が必要になり、水や清涼飲料水を自販機を見つけるたびに飲んでいたが、あまりに水を取りすぎてすっかり胃をいためてしまった。
毎日の走行距離は約80kmで、大体朝の4時半ごろ出発し、夕方の7時半頃に宿に到着しなければならない。制限時間は平均時速約5.5kmで走ったと仮定して設定されており、かなり緩めなのだが実際何日も走ってみると段々走れなくなって次第に時速5.5kmに近づいてくる。
この間絶え間なく水分を流し込み、それでも足りないときは水道の水を頭からかぶりながら走った。

注)北海道の農家では家の外側に必ず水道があるので、農家に頼み込んでこの水道を使わせてもらう。

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 毎日のパターンは夕方宿にたどり着くとすぐに食事をし、着ていた衣類を洗濯して、さらに制限時間の15分後から約30分あまり翌日のコース説明やランナーの感想を順番に述べるミーティングがあり、その後睡眠に入る。
したがって早めにつけば十分時間的余裕があるのだが、一方制限時間いっぱいにつくと睡眠を削らなくてはいけなくなる。

注)衣類の洗濯が特に大事でそれをしないと自分でも我慢できなくなるくらい臭くなる。なおこの競技では食料は基本自己調達なので途中のコンビニ等で食料を仕入れてくる必要がある(ただし宿で食事ができる場合も有る)。

 過去の参加のときは私は制限時間の約2時間前に到着することを目標に走っていたが、今回は暑さと疲労でほとんどが制限時間いっぱいの到着になってしまった。
しかも清涼飲料水のがぶ飲みがタタって胃の疲労で食事をまったく受けつけなくなってしまった。

 ランナーはよく知っているが、極度に疲労した後は水物以外身体が受け付けない。毎日ゼリーや牛乳類だけで走っていたが、3日目に暑さのために気持ちが切れてしまった。
ああ、やだ・・・ 何でこんな暑い北海道でマラソンをし続けなくてはならないんだ。それに腹ペコだ・・・・・・

 すっかり気持ちがナーバスになって、3日目の80kmの途中、留萌と言うところでリタイアしてバスに乗ってしまったが、走り出してから約50kmの地点である。
この種の競技をしたことのある人なら誰でも知っているが50km程度までは体力で押し切れるが後は気力の勝負になる。気力がなえるとなんとも走りようがない。

 この競技は完走を前提にして、走行時間で競われる。最も早い時間で完走した人がチャンピオンだ。したがって途中リタイアした人は本当はそれ以上参加しても無駄なのだが、わざわざ北海道まで行ってすぐに帰るわけにも行かないので、その後も走ることは許される。その場合は走った距離だけを加算して番外として一応評価される。

 今回トランスエゾ1100kmに参加した人は5名で、そのうち完走者は1名だった。トランスエゾはこの往復以外にも片道コースTO 襟裳、TO 宗谷 という)があってそれぞれ10名程度の参加者がいる。しかしいずれにしても総勢30名以内の実にこじんまりとした大会で、この種の大会に出る人は日本のマラソンランナーの中でもマイナーな部類に入る。
はっきり言ってしまえば「マラソンオタクの特殊な人の集まり」と思えばいい。

注)トランスエゾに参加する人はほとんどが萩往還や川の道と言った250km程度の競技に参加している。

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 私は3日目にリタイアした後も走り続けたのだが、走行距離は900kmを少し越えた程度で終わってしまった。3日目以降も100kmステージやその他のステージでリタイアしているので1100kmにははるかに届かなかった。

 だが正直にいえば私のウルトラマラソンの挑戦はこれで終わりになったと思う。体力も気力もなえて、とても走りとおすことができない。今回完走したTさんの走りを身近に見ていて分かったが、Tさんは最後の1分まで完走を諦めずに走っていた。
そうした気力がないとこの種のマラソンは無理だ。

 今回のトランスエゾではちはら台走友会Twitter姉さんや謙会長、それにジュンジュン姉さんや小太郎姉さんやタミタン姉さんやその他大勢の人から激励を受けていたのにまったく申し訳ない。
老兵は死なず、ただ消え去るのみ」と言ったのはマッカーサーだが、私も今回のウルトラマラソンの失敗を契機にウルトラマラソンへの挑戦を終わりにすることとする。

 長い間応援をしてくださってありがとうございました。

別件)今回おゆみ野四季の道、およびおゆみ野四季の道その2のカウンター10000を加算しました。

 

 

 


 

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コメント

お帰りなさい、お疲れさまでございます。

完走率が20%と言う過酷なレースに参加するだけで鉄人と思います。

北海道がいつものように涼しければまた結果も違っていたと思います。

ご本人は納得していないと思いますが山崎様は私の中では立派に鉄人でございます。

あまりご無理をしないで膝をいたわってくださいね。

これからもこのブログを楽しみにしております。

ありがとうございます、よろしくお願いいたします。

(山崎)いつも優しい言葉をかけていただき恐縮です。応援ありがとうございました。

投稿: ポンポコ狸 | 2011年8月24日 (水) 11時16分

お疲れさまでした。900kmも走ったんだから、大したもんです。どんなもんだいと堂々と威張ってください。もし涼しい年があったらまたトライしてください。しばらくはゆっくり休んで、また新たな目標を立てていただければと思います。 謙

(山崎)ありがとうございます。今は静かに身体の回復を待っております。

投稿: 謙 | 2011年8月24日 (水) 23時02分

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