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(23.8.11) 夏休みシリーズ NO5 トランス蝦夷1100km

 現在私は夏休みに入っており、北海道で開催されているトランスエゾ1100kmに参加しています。今日のステージは栗山から門別までの約75kmです。
レースの模様はTwitter(
http://twitter.com/#!/yamazakijirou)で確認することができます。

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かつて書いたトランスエゾの記事が出てきた。再録しておきます。


(19.5.18)トランス蝦夷1100km

 トランス蝦夷1100kmと言うマラソンレースをご存知だろうか。普通の人はほとんど知らない。ランナーでもこの種のレースに参加することはまれだ。毎年夏に北海道で開催される。選手は30名前後のマイナーなレースだ。内容をご紹介しよう。

 ステージマラソンと言う。毎日決められた距離を走り、1100kmを走破する。トランス蝦夷1100kmは2週間かけて、最北の宗谷岬から、最南端の襟裳岬までを往復する。往路と復路の道は違い、往路は北海道の西側を走り、復路は東側を走る。
一日の平均距離は約80kmだ。国土地理院の地図が渡され、それで道を確認しながら走る。
昼間は道に迷うことはまれだが、日が暮れると目印が見えなくなり、道をしばしば間違えてしまう。
制限時間があり、それを越えると失格になる。ただし制限時間はかなりゆるい。

 通常は朝5時ごろにスタートして、夕方の6時ごろに到着する。食事をして風呂に入って、翌日のコースの説明を聞いて寝る。寝る場所は設定されており、途中でリタイアしても、収容車はないので、次の寝る場所までは何とかしてたどりつかなければならない。
北海道の公営の交通事情は極端に悪いので、バスか鉄道が走っているところまでは、歯を食いしばってでも行き着かなければならない。リタイアも大変なのだ。

 このレースでは、サポート隊は許されてないので、必要なものはすべて背中に背負って走ることになる。ポイントはできる限り荷物を軽くすることで、着替えや懐中電灯のような装備は出きる限り省く。
私は当初、使い捨ての写真機や、髭剃りや、ジャージやシャツやパンツを持っていたが、最後にはすべて捨ててしまった。さすがにパンツを捨てた時は自分でも笑ってしまった。
ほとんど着たきりすずめの状態になる。疲労が重なると、重いことに耐えられないのだ。

 私はこのレースに3年前に参加したが、残念ながら完走していない。走行距離は約900kmである。最初に飛ばしすぎて、足の指に水ぶくれを作ってしまった。このレースでは早く走らないことが完走の絶対条件になる。

 毎日指の水を抜くのだが、だんだんと化膿して、小指の肉が露出するようになった。
走ると、肉が靴に直接当たり、飛び上がるほど痛い。それでも5分程度我慢して走ると、足の感覚がなくなって痛さはなくなる。しかし肉の切れ込みはだんだん深くなり、麻痺するのに時間もかかるようになる。休むと感覚が戻るので、休むこともままならなくなる。
麻痺に15分程度かかるようになって、気持ちがなえてしまった。そしていくつかのステージをスキップした。

 

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