(23.8.10) 夏休みシリーズ NO4 フラバサイト再録
現在私は夏休みに入っており、北海道で開催されているトランスエゾ1100kmに参加しています。今日のステージは北竜から栗山までの約85kmです。
レースの模様はTwitter(http://twitter.com/#!/yamazakijirou)で確認することができます。
この記事はフラバサイトの採録です。
(19.5.16)フラバサイト再録(その副作用)
育毛剤のフラバサイトを止めてからほぼ2週間になる。フラバサイトは実に良く効く育毛剤で、もう少しで頭頂部が隠れる寸前になっていたが、惜しいことに副作用がでた。夜中に急激に喉が渇き、ほとんどつばが出なくなるのだ。喉が焼きつくように痛い。
副作用には勝てないので、使用をやめた。
その後2週間たち、予想したとおり急激に頭髪が抜け出した。当初は「禿でなぜ悪い」と居直っていたが、鏡を見るたびに薄くなる頭を見ていると気もそぞろになる。
「何とかならないだろうか」心の弱さを露呈してしまった。
日夜考えていたら、ありとあらゆることが頭髪に関係するように見えてきたのだから不思議だ。
かつて、愛した和歌や俳句が実は禿の歌だと気が付いた。
「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 」
新解釈
「人生の秋を迎えると、傍目にはわからなくても本人にとっては自覚できる程度に、毛が抜けてくる。いまでは風が吹いただけで毛が抜けるので、風が吹くと思わず頭を抑えてしまうのだ」
「夏草やつわものどもが夢のあと」
新解釈
「たわわにあった夏草のような髪の毛も、今はまったくなくなってしまった。禿げ上がっている頭にも、毛根だけは残っているのだなあ」
「東(ひんがし)の野にかぎろいの立つ見えてかえり見すれば月傾きぬ」
新解釈
「前の方から見ると、陽炎のようにわずかに頭髪が生えているが、後ろから見るとお月様のように頭が禿げ上がっている。人生の終末を感ぜざる得ないのだ」
「やせがえる負けるな一茶ここにあり」
新解釈
「やせかえってしまった頭髪を気にしている君よ。この一茶の頭は丸坊主ではないか。私と勝負したら、君のほうが頭髪は多いよ」
とりあえずフラバサイトを復活したが、毎日つけると副作用に苦しむので、2日に1回にして様子を見ている。
禿の人生はなかなか難しい。
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