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(23.7.11) ストレステスト失敗 熱中症でダウン

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 昨日(9日)から今日(10日)にかけてウルトラマラソン体力がどの程度耐えられるかのストレステストを実施した。
江戸川の河口の葛西臨海公園から江戸川と利根川の合流地点に有る関宿まで走り、又引きかえしてくる片道60km、往復120kmのJOGである。
時間は24時間以内で、葛西臨海公園を朝の7時半にスタートした。

 私はこの夏に「トランスエゾ1100km」と言う競技に参加予定をしている。この競技は2週間にわたり毎日ほぼ80km程度走っては予定された宿で休み、また翌日走ると言う競技で、北の宗谷岬から南の襟裳岬までの間を往復する。
往路と帰路は道が異なっており、北海道の夏を満喫できる実にすばらしい競技だ。

 私が今回ストレステストを行おうとしたのは、この競技を完走するのに十分な体力があるかどうかを事前に確認するためである。
江戸川24時間120kmを走れれば十分な体力があるとしてOKのサインが出せる。
菅総理が行おうとしている原発のストレステストと同じ趣旨だ。

 スタート直後は雲空でまずまずの天候だったが、9時ごろからすっかり晴れ渡り、信じられないことにこの日関東では梅雨が空けてしまった
長距離ランの一番の大敵は太陽である。直射日光にガンガン照らされるとそれだけで体力が消耗する。

注)長距離走のベストコンディションは気温が低く風が強くないことで、小雨などは最適な部類に入る。

 この江戸川は土手に沿って自転車ロードが整備されており、もちろんJOGや散歩をする人も多い。「男はつらいよ」の寅ちゃんが柴又葛飾に帰ってくるときに必ず通るあの土手の上の道である。
いやだなー、青空一面で雲がまったくないじゃないか、こりゃ消耗するぞ・・・・・・」

 土手上の道路は基本的に木陰がない。上に道路や鉄道が走っている橋げたの下だけが暑さを防げる場所だ。
最初の15kmあたりまでは何とか走っていたのだが、急激に身体が重くなって動けなくなってきた。身体に熱がたまってそれを放出できないので一種の熱中症のような症状になる。この状態になるとどのように努力しても走れない。
人間も原子炉も同じようなもので熱がたまるとメルトダウンする。

 実はこの練習走についてTwitterで状況報告をしていた。いつものTwitter姉さんや謙会長や走友会のメンバーに応援してもらおうと思ったからだ。
だがしかし応援してもらうどころではなくなってきた。気温はぐんぐん上昇し各地で35度前後の気温になったそうだが、土手上のアスファルトの道は一体何度なのだか分からないくらい熱い。

 自転車に乗っている人は風を切って走るのでずいぶんいたが、JOGをしている人や歩く人は日が高くなるにしたがってほとんど見かけなくなってきた。
ましてや私のような長距離走をしている人は皆無だ。風もほとんど吹いてなかったので熱が発散できない。

 20kmあたりから完全にグロッキーになってしまい、橋の下の木陰で体温を下げるために寝転んだ。犬が体温を下げようとベロを盛んに出しているがあれと同じだ。
橋げたの下は風の通り道になっているのでそこだけが天国のような場所だ。

 最初は10分程度で起き上がったのだが、段々と寝ている時間が長くなる。橋げたのしたのコンクリートは蟻の通り道になっており、蟻が手足に食いつくのだがそれでも身体を動かすことができなかった。
12時前後は1時間単位で橋げたを見つけては寝ていた。
これではまったくJOGにならない。走っているより寝ているほうが長いのだ。

こりゃだめだ、まったく走るような環境じゃない、諦めよう
リタイアを決めたのだが、ここ江戸川のリタイアポイントは30km程度に有る三郷か45km地点の川間しかない。それ以外の場所では近くに交通機関がないのだ。

 30kmを越えてからまったく走れないので歩いては橋げたの下で寝ていた。水は途中の自動販売機やグランドの横に設置してある水道水があるので十分足りるのだが、それでも汗の量が半端でないので次々に水の補給をしなければならない。

 ほぼ12時間程度かけてようやく川間に到着した。45kmを12時間なんて信じられないような遅さだが、寝たり歩いたりでは当然だ。
こうしてトランスエゾのストレステストは見事に失敗してしまった。原発だったらすぐに炉を停止しなければならないような状況だ。
今年のトランスエゾは走りきることができるだろうか。不安感が心によぎる。

 

 

 

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