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(23.5.18) サムエル・ワンジル選手のあまりに早い死

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 信じられないようなニュースがケニアからもたらされた。北京オリンピック男子マラソン優勝者のサムエル・ワンジル選手が24歳の若さで死亡したという。
ワンジル選手は日本ではなじみの選手だ。
仙台育英高校時代は高校マラソン界のエースで何度も仙台育英高校を高校NO1の地位に引き上げたし、その後はトヨタ自動車九州で実業団チームのエースランナーだった。

 ワンジル選手がトヨタ自動車九州を退部してケニアに戻ったのは北京オリンピックの1ヶ月前で、これにはびっくりしたが理由はマラソンのプロランナーとして生活していくことの決断だった。
実業団選手でいる限りは駅伝の練習が欠かせないことと、他のメーカー等とスポンサー契約を自由に結べないことと、自由にマラソンの賞金レースに出ることができないからだ。

 また獲得した賞金も実業団の選手である間は、個人的に自由にならない。
一部は実業団チームに資金提供することになるし、実業団に所属している間は実業団がその賞金を預かっている場合が多い。

 あれやこれやの理由があって、ワンジルはトヨタ自動車をそして日本を飛び出した。
北京オリンピックで優勝した後のワンジル選手の成績は驚異的で、ロンドンマラソンで1回、シカゴマラソンで2回優勝している。

注)ビッグレースの優勝賞金は1000万前後、世界新記録を出した場合は3000万前後のボーナスが出る。他に招待選手の場合は招待資金が渡される。

 ワンジル選手はこうして世界的な名選手となるにしたがって、名誉とお金につつまれていったらしい。
人は名誉とお金に弱い。若いワンジル選手もその例外ではなかったらしく、その後聞こえてくるのは女性関係のスキャンダルばかりになった。

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 銃で妻を脅した事件は妻から告訴されていたのだが、妻との関係が冷え切っていたらしい。
そして今回の死亡の原因も実にミスティアリアスだ。
新聞報道では妻以外の女性といたところを妻に発見され、2階のバルコニーから逃げようとして落下して死亡したという(他に逃げようとした妻を追いかけようとして二階から飛び降りたと言う説も有る)。

本当だろうか? ワンジルのような驚異的な運動神経を持っている人がたかが2階から飛び降りるぐらいで死亡するものだろうか? この程度の高さで死ぬのは老人ぐらいだ、何かおかしい・・・・・・・

 私はワンジル選手の主要な死因がバルコニーからの落下だとはとても信じられないが、死亡したことは確かだ。
宗猛氏ワンジル選手の死亡を聞いて述べている言葉がワンジルに対する最も適切な言葉だ。
日本できちんとやっていたら、いい形で人生を送れていたと思う。非常にもったいない

 確かに実業団の選手でいたら金や女色にまみれた生活からは程遠い人生が送れたはずだ。
日本の実業団の選手は修行者のように自己克己心が強い。

 ロンドンオリンピックの最有力候補だったワンジル選手はこうして非業の死を遂げた。名誉と金と女色におぼれた享年24歳の人生だった。
本当になんとももったいない人生だった。

なお、過去ワンジル選手に関連して記載した記事に以下のものがあります。
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/20828_90a7.html




 

 
 

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