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(23.4.29) 東日本大震災 ドナルド・キーンさん ありがとう

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 思わず泣いてしまった。コロンビア大学名誉教授で日本文学の第一人者であるドナルド・キーン氏が日本国籍を取得して大好きな日本に永住すると言ったからだ。

 今日本から出て行く外国人は数知れないほどで、駐在員から中華料理店で働いていた中国人まで放射能被害を恐れて逃げ出してしまった。
成田は5月の連休も例年の5割程度の乗客しかいないと言う。

 日本人はここに住むしかないのでさすがに外国に逃げる人は少数だが、そうした中でドナルド・キーン氏が日本人となって日本に住んでくれるという。思わず私が泣いてしまうのも当然だ。

 帰化の理由を「私は日本を愛してます。自分の決断で日本人に少しでも勇気を与えることができたら嬉しい」と最後のコロンビア大学大学院の授業で述べていた。

 日本人は今回の大震災による被害の大きさに茫然自失しているのが実態で、特に福島第一発電所の原発事故がいつ収拾するか分からないことに苛立ちを感じている。

 国内ではこれはすべて菅総理の責任だと言って菅降ろしが始まっているが、そうした愚かしい行為に比較してドナルド・キーン氏が示した行為はなんとすがすがしく日本に対する愛情に満ちた行為だ。

 キーン氏の経歴を見ると戦争中は海軍情報士官として日本兵の遺書の翻訳をしたり、日本兵の尋問を行っていたりしていた。
アメリカは日本と戦争が開始されると日本語を理解する情報将校の養成を積極的に行っていたが、一方で日本では敵国言語として英語の使用を禁止していた。
敵を知りおのれを知らば、すなわち百戦危うからず」を地で行くようなアメリカと、危機になると砂に頭を突っ込むダチョウ日本との違いを感じさせる。これでは情報戦に勝てるわけがない。

 キーン氏の今回の決断を見ると日本人以上に日本人で、何か古武士のようだ。私達日本人はこのような日本に対する愛情を持ってくれている研究者がいたことに感謝しなければならない。

 氏は学生時代から源氏物語の英訳に取り組んだと言うから、非常な語学的才能を持っていたのだろう。私などは高校で習った源氏物語の桐壺の巻だけで精一杯で、とてもそれ以上読む気力がなかったが、世の中には言語能力が優れた人がいるものだ。

 キーン氏の著作には「日本文学の歴史」「百代の過客」「明治天皇」等があるが、残念ながら私は読んだことがない。
氏の決意に対してあまりにも申し訳ないので、せめてもの感謝の印としてさっそくアマゾンで「百代の過客」を取り寄せて読むことにした。

 今日本は未曾有の危機にあり、ほとんどの外国人が日本を見捨てようとしているときに、ドナルド・キーン氏は反対に日本人になってくれる。
困った時の友達が本当の友達だ。
キーンさん、ありがとう」何度感謝の言葉を言ってもいい足りないぐらいだ。



件)4月30日にジャスコゆみーるでおゆみ野の音楽祭が開催されます。

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おゆみ野の森の仲間がハンドベルの演奏をします。
詳細は以下の通り。
http://yamazakijirou1.cocolog-nifty.com/ariyoshi/2011/04/23427-a347.html




 

 

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