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(23.4.12) 東日本大震災 浦安市長と県選挙管理委員会の泥仕合

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 統一地方選の前半、とうとう千葉県浦安市では定員2名の県議会議員選挙が実施できず、前代未聞の事態になってしまった。

 ことの起こりは松崎浦安市長4月10日の投開票日の県議選にさいし、「市内の上下水道が破壊され断水が続いており」また「液状化被害が投票所である体育館に及んで有権者の安全が確保できない」との理由で、県議選の延長を申し出たのに対し、県選挙管理委員会がそれを認めなかったことに始まる。

 この措置に対し市の復旧対策で目一杯の対応を強いられていた松崎市長が切れてしまった。
くそ、この緊急時に選挙なんてやってられるか。宮城でも岩手でも福島でも選挙が延期になったのに、浦安だって同じじゃないか。
なら市が県選管のためにやってやっているポスター掲示板の設置も、入場整理券の発送もしてやらん


 これには県選管がびっくりして、片山総務相に泣きついた。
大臣、何とかしてください。浦安市長が切れております
片山総務相から市長に「地方自治法に基づき適正に投開票事務を執行するよう」勧告が行われたが、切れた松崎市長は聞く耳を持たない。

うるせい、こうなったら矢でも鉄砲でももってこい。選挙事務に市職員は一兵たりともおくらん。文句があったら地方自治法違反で訴えたらいい。こっちだって覚悟がある
てんやわんやの大騒ぎになってしまった。

 考えてみれば浦安市のことを考慮して県選管も浦安選挙区の選挙の延長を認めておけばこうまでもめることはなかった。
実際にこの選挙区は5月に再選挙をすることになりそうだから、実質的に延長したも同然だ。

 県選管が松崎市長の要請を受け入れなかったのは、一部だけ選挙を延長するような前例がなかったからだが、結果的に前例ができてしまった。
松崎市長の完勝である

 しかし松崎市長も大人気ない対応だといえる。
この県議選の2週間後市議選が行われるのだが、こちらはポスター掲示板の設置も入場整理券の発送できるという。
また液状化被害で有権者の安全が確保できなかった体育館はすっかり安全が確保でき、忙しくてとても選挙事務などできなかった市職員も急に事務ができるほど暇になるのだそうだ。

 これには県選管が切れて「たった2週間の違いで、こんなに劇的に復旧が進み、市職員が暇になるとは信じられない」と皮肉ったがそういいたくなるだろう。

 この松崎市長と県選管の争いはどっちもどっちだ。
当初県選管が松崎市長の要請を特別な措置として認めておけばこうまでもめることはなかったし、一方で松崎市長がその後に取った対応は子供じみていて嘲笑ものだ。

 東日本大震災はここ浦安市で世紀のお笑い番組を提供してしまった。

 

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災害 東日本大震災」カテゴリの記事

コメント

いや、まさに「泥」仕合。すみません。
もっとも、市長と県選管の実際の働きぶりから見れば、市長に分があると感じます。
市長は、他にどんなボイコットの示し方があったのでしょうね。
市民の生活レベルの著しい低下につながる下水管の破断を放置するわけにはいかなかったのでしょう。

どうしても実施しろと言うのならば、県選管も掲示板の設置や、投票所の施設の復旧作業だけでも人手を寄越してくるのが妥当ではないのかな。(液状化現象の後始末との兼ね合いで難しいかどうかの判断は誰が適任かといえば地元の人でしょう)
安全地帯から脱せずにモノを言うだけの人というのはえてしてこういう事なんだと感じます。

極めつけは知事が現地を見聞してこなかったこと。浦安の開発に県が全くの無関与だったとは思えないです。

投稿: 横田 | 2011年4月13日 (水) 10時34分

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