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(23.3.26) 東北関東大震災 震災弱者について

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 今回の東北関東大震災の津波や、福島第一原発の放射能漏れに伴う被災者の実情を見て、震災弱者が生き延びることは並大抵ではないと思ってしまった。

 特に養護老人ホームに入っていて寝たきりになっている老人や、病院に入院していて完全看護が必要な老人にとってはおそらく津波の被害を避けたとしても、その後のストレスに耐え切れないのではないかと思ってしまう。
震災弱者といえども生活は一般の被災者と同じような状況になるのだから、避難所生活は事だろう。


 私の母親は89歳八王子市に独りで住んでおり、最近まで肺がんの疑いがあって3ヶ月間病院に入院していた。その後容態が変わらないので自宅療養になっている。
その母親を子供達で面倒を見ているが、「これは大震災があったらほとんど生き残れないな・・・・」と思わざる得ない。

 食事をするのも風呂に入るのも新聞をとりにくのもすべて手伝ってやらないといけない。
本人がするのは歩いて食卓に来てトイレに行くだけだ。
外出はしないで必要な食料は生協とワタミが運んできてくれるが、一旦大震災に見舞われたら配送ルートはずたずたに切られるから食料調達もママならなくなるだろう。

 私も千葉だからとても八王子まで行くことができない。弟はあきる野市だからこれないことはないが、自分の家族のことで手一杯になっていると思わざる得ない。
弟の交通手段は自動車で、今回のガソリン不足で被災地でもない八王子でもまともに走らせることができなかったのだから実際に被災すれば動きが取れない。
やはり母親を見ていると大震災に遭遇すればそのときが最後になると思う。

 現在被災地で避難してきた人たちが共同で体育館や公民館で避難生活をしているが、最も問題になっている一つがトイレのようだ。
断水で水洗便所が使えなかったり、衛生状態が悪化したり、特に寝たきり老人などは通常のトイレが使用できないのでかなり厄介だ。

 紙オムツがあればそれを使用するが、着の身着のままで逃げてきた時は紙オムツの手配までしてないのが普通だ。
紙おむつがなければ下着を洗濯するより仕方がないが水がなければ洗濯もできない。
それにこれは自分でしてみると分かるが、たとえ母親のものといえどもそのウンチのついた衣類を洗うのには相当の勇気が要る。

 あれやこれやで災害弱者に対する対応は後手に回るので、せっかく震災から逃れることができても避難所で命を落とすことになる。
政府やマスコミはこうした震災弱者の保護が必要だと訴えているものの、実際は一般の被災者でさえ食料や衣類や寝る場所に事欠いているのだから、どうしても震災弱者への対応は遅れる。

 大震災や原発事故が起こると生き延びる能力を持ったものだけが生き延びるサバイバル現象が始まる。
ちょうど第二次世界大戦の敗戦で満州から逃避行をしていた日本人と同じような状況だ。
次々にどうしようもない状況下で死んでいく人を見ると、今回の大震災と原発事故は日本人の心に敗戦と同じような深い爪あとを残すことだけは間違いなさそうだ。

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