(30.9.11) とうとう補聴器を購入した。

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 とうとう補聴器を購入することにした。
私は36歳の時に右耳が真珠腫性中耳炎を患って手術をしたのだが、その後右耳の聴力が極端に落ちてしまった。
まあ、それでも左耳が聞こえるから良しとしよう
ところがその数年後左耳も突発性難聴になって、以来聴力は普通の人の3分の1程度に落ちてしまった。

 その後は何とか聞こえるふりをしながら人生を過ごしていたのだが、60歳を過ぎてからはもっぱら拡張器を使用していた。
補聴器は馬鹿高いから、何とか拡張器でごまかそう
拡張器は高いものでも5万円以下で購入できるのだが、補聴器は最低でも両耳で30万円、高いものは100万円ほどする。
しかも補聴器を購入したからといってすぐに聞こえが改善するかというと必ずしもそうならず、眼鏡と違って調整を繰り返してようやく聞こえるようになるのが実態だ。

 実は30年ぐらい前に一度補聴器を購入したことがある。その時は右耳だけでカナル式という耳にすっぽり収まる補聴器だったが、しばらくして紛失してしまった。
当時はマラソンばかりをしていたのだが、ある日つけたまま10km走をしたら、いつの間にか補聴器がなくなっていた。耳の中が汗でつるつるになって落ちてしまったようだった。
20万円もしたのに、聞こえはほとんど改善されずしかもすぐになくなってしまうようなものは、使用しても仕方がない・・・・・・

 あれから30年たち、耳の聴力は劇的に悪化し、今ではかみさんとの会話にも不自由し始めた。数人の会議などはとても参加できず、ましてや自治会の役員会などでは何をしべって何を決めているのかさっぱりわからなくなってしまった。
「これでははたから見たら認知症患者と間違えられてしまう。拡張器がだめならばもう一度補聴器に挑戦してみよう。あれから30年もたっているのだから機能が改善されていてもいいはずだ・・・・・・・

 1か月ほど前から補聴器屋さんに通って、補聴器の機能を試してきた。補聴器専門店ならば1週間から2週間の無料でのお試し期間があるので、とりあえず3社の補聴器を試してみた。
最初に試したのは眼鏡の愛眼で取り扱っていたシーメンスのシグニアという補聴器で、50万円台の商品だった。付け心地はとてもよく音もうるさくなかったが、残念なことにかみさんの声が判別できるほどには性能が良くなかった。
50万円出してかみさんとの会話ができないのでは補聴器を購入しても仕方なさそうだ・・・・」   

 次に試したのは補聴器専門店のブルームが扱っているワイデックスという商品だった。
2週間の視聴期間があり、しかも対応してくれた専門スタッフは非常に親切でかつ丁寧な説明をしてくれてとても感じがよく、また補聴器の性能もまずまずだったのだが、使用した40万円台の商品は私の耳には少し合わなかった。
耳穴にスピーカーを押し込むのだが、押し込むのにかなり力いっぱいいれなければならず、そうしないと常にピーピー音がなって非常に不快になる。
また音質を3段階に設定してもらったが、特に高温を強調した設定では長時間つけていると耳が痛んできて思わず外してしまう。 
これはどうも長時間の対応には向かないな。とてもスタッフは親切なのだが、 自分の耳に合わなければ仕方ない・・・・・・・

 もうあう補聴器を探すのは止めようかと思っていたところ、知り合いの人から「山崎さん、オーティコンの補聴器が非常によく聞こえますよ」という話を聞いた。
じゃあ、もう一度調べてみるか
インターネットで調べると東千葉にオーティコンの補聴器専門店があるのが分かったので、さっそく出かけて行った。
ここは1週間の無料視聴期間があるのでオープン3という40万円の商品を視聴することにした。最新機種だという。
つけてみて驚いたことに初めてかみさんとの会話ができるようになった。また私は高校生に勉強を教えていて、今までは生徒の質問は筆談でないとわからなかったのだが,その生徒の言葉も判別できるようになった。
補聴器も最初から聞こえる補聴器もあるんだ。これなら補聴器といえる・・・
初めて機能に満足できる商品に出会うことができた。

 補聴器には相性のようなものがあるらしく、結局私がしたように数社の補聴器の試聴を繰り返さないと自分にあう補聴器を見つけることはできない。
補聴器専門店ならば無料の視聴期間があり,眼鏡の愛眼ではレンタルが可能なのでつけて試してみることが絶対に必要だ。
業者はだいたい50万円前後の商品を勧めるが、50万円出して無用のものを購入するのは馬鹿げている。
今回は目標のかみさんとの会話と勉強を教えている子供との会話が可能な機種を見つけることができたので、重い腰を上げて補聴器の購入を決心した。

 今後この補聴器の使用がって等、新たな発見があればまたブログに記載することにする。

 

 

 

 

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(30.8.26) 資本主義文明の終焉と米中貿易戦争

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 300年前にイギリスで生まれ世界を席巻してきた資本主義文明が静かに死を迎えようとしている。歴史を文明の興亡としてとらえたのはアーノルド・トインビーだが、彼の予言通り資本主義文明も永遠の成長などなかったことが明らかになりつつある。

 今でも世界の主要な政治家は「成長こそ国家経営の基礎」と主張し、具体的にはGDPの拡大こそが政治目標になっているが、それに真っ向から異議を唱えた政治家が資本主義文明の総本山と思われていたアメリカに現れた。トランプ大統領である。
トランプ大統領が主張しているのは一国資本主義だが、これはグローバリズムといわれた世界資本主義に対立する反成長主義の主張であり、資本主義文明の否定でもある。

 思いだしてほしい。戦後の日本経済はアメリカが主張するグローバリズムとの相克の歴史だった。アメリカから貿易と為替の自由化を迫られいやいやながら応じると、今度は金融の自由化を世界標準という名目でせまられ、日本の金融秩序は崩壊させられた。
1990年代の長銀、日債銀、拓銀の倒産と2000年代の相次ぐメガバンクの生き残りをかけた統合がそれである。
アメリカは自身の経済秩序を世界標準別名をグローバリズム)という名目で世界中に押し付け、「それこそがアメリカだけでなく地球人類の平和と生活水準の向上の切り札だ」と主張してきた。

 日本では安倍首相をリーダとしてTPPの推進に邁進し、アメリカもオバマ前大統領が熱心にグローバリズムを後押したが、そのアメリカがトランプ大統領に代わったとたん「TPPもWTOも国連もNATOもくそくらえ」と言い出した。
いづれも当のアメリカが世界の指導者に対し「これこそが資本主義文明を発展させる基礎構造」と洗脳し作り上げてきた組織である。

 なぜアメリカが急に一国資本主義に先祖返りしたかというと、グローバリズムに疲れ切ってしまったからだ。21世紀に入り貿易と為替の自由化をしても自身には何のメリットがないことが判明してきた。17年度のアメリカの貿易収支は約8000億ドル(88兆円)の赤字だが、その半分の4000億ドルは対中国貿易からもたらされている。
なんだ、貿易の自由化はくそったれの中国を富ませるだけで、アメリカからは製造業が消え、工場労働者はいまではマクドナルドの低賃金労働者になってその日の生活にもあえいでいるだけじゃないか

 グローバリズムの現実は「強者の一人勝ち」で、自由な公平な市場では強いものだけが生き残るというジャングルのおきてに外ならない。
アメリカが世界の強者であった時代はアメリカ企業が世界を席巻したが、21世紀に入り製造業の分野では中国が世界を席巻している。
鉄鋼産業などは中国の製鉄業にUSスチールも新日鉄も韓国のポスコも蹴散らされてしまった。自動車産業もドイツと中国の合弁会社がアメリカのビックスリーや日本のトヨタを大きく引き離しつつあるし、太陽電池の生産も中国が世界一となっている。

このままいくとアメリカの産業はすべて中国の後塵を拝し、中国だけが富むことは確実だ・・・・・・・・
トランプ大統領は中国だけにメリットがあるグローバリズムに決別し、中国との貿易戦争を開始した。これに対し中国も同額の規模の関税の上乗せで対抗している。
しかし中国がどんなに対抗措置をとっても貿易戦争に勝ち目はない。何しろアメリカの対中国貿易の輸出は1500億ドル規模で一方輸入は5000億ドル規模だから、アメリカは最大5000億ドルに対し関税の上乗せができるが中国ができるのは1500億ドルに過ぎない。

 この貿易戦争で米中の貿易額は徐々に減少するだろうが、影響はそれだけでなく対米黒字を持っているドイツ、日本、韓国にも相応の影響がある。
特に韓国は貿易立国を標榜して国内市場が狭いままで対米、対中輸出を増加させてきたが、アメリカからはグローバリズムの終焉を告げられ、一方中国からは韓国自慢の造船、自動車、半導体等の企業秘密を盗まれて韓国の製造業は次々に規模縮小に追い込まれている。韓国の新聞は悲観論一色だ。

 今や世界の資本主義の弱い環が次々に崩壊過程に入ってきた。アジアでは韓国が悲鳴を上げ、中東ではトルコがインフレの悪夢と戦っている。そして南米ではアルゼンチンとベネズエラ経済が実質的に崩壊してしまった。
そして一国資本主義の道を選んだアメリカ経済は国内産業の復活で一時的には好況になるが、世界経済の縮小に伴ってその影響がアメリカにも表れる。
中国は対米貿易の縮小を一帯一路政策で、鉄道、港湾等のインフラ輸出で補おうとしているが、インフラ投資先はどこもパキスタンやラオスといった貧乏国ばかりで、結局中国の借款による建設になっている。すべては中国の持ち出しなのだ

 アメリカがグローバリズムから降りてしまえば、後にそれを推進する指導者はドイツのメルケル首相と日本の安倍首相しかいないが、どちらもトランプ大統領の影響力に及ばない。アメリカ・中国の経済が縮小すれば世界経済は負のスパイラルに陥る。
こうしてイギリス産業革命から300年続いた資本主義文明にとうとう黄昏が訪れた。

 

 

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(30.8.8) 私立医大の八百長入試は世の常だけれど・・・・・

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 世の中にはばれてしまえばおしまいという事例が山積している。
大相撲では長い間「八百長はない」と相撲協会が強弁していたが、警視庁に八百長表を抑えられ観念した。
今後は一切八百長は行いません
その後は八百長はほとんどなくなったが、おかげで力士が怪我人だらけになってしまった。
八百長だからこそケガもしないで済んだ大相撲がガチンコになり、しかも相撲協会がけが対策を一切しなかったためだ。このことはこのブログで何回も述べた。

 さて今度は医大の八百長が判明した。文部科学省の前局長に絡んだ情実入試が判明したことから芋ずる式に東京医大の入試の闇が暴かれている。
もともと私学の医大の入試にはいかさまがあることは常識だった。
私が大学を受験したのは今から50年も前のことだが、その当時でも「私立の医大に入るには寄付金の額で点数が上積みされるんだ。だから頭のいい受験生は私立医大を敬遠し、もっぱら国公立の医大を受ける。私立医大はあほばかりが集まっている」とうわさされていた。

 今回その噂の真偽が白日の下にさらされているが、過去2年間で八百長で東京医大に入学した学生数は19名だそうだ。1学年120名が定員だから1割に満たない数で、学生みんながあほというのは言い過ぎだというのは分かったが、やり口はかなりあくどい。
女性を3割以下に抑えるために一律に減点したり、3浪以上は合格しにくく得点調整をしていた。
また卒業生の子弟は優先的に入学させ、その際多額の寄付金をとっていたが、一部は前理事長と前学長がネコババしていた。

 メディアではこうした操作を「信じられない悪行」というスタンスで報じているが、実際はどこにでもある情実人事の一環に過ぎない。私が入社した会社でも関係者の子弟子女が優先して入社していたのを何度も見ているし、主要メディアも同じだ。
今回は東京医大がやり玉に挙がっているが、他の私大でも同様の操作が行われていることは容易に想像がつく。
一旦火が付くと次々に隠されていた悪行が表にさらされてしまうのが常で「実は私の大学でも同様のことがあり、それを理事会で告発したら解雇されてしまいました」などというタレコミ情報が次々にマスコミに寄せられそうだ。

 現在の日本では医者になるのがもっとも裕福になる手段だから誰しも医大にあこがれる。
権力が理事長や学長に集中している私立医大では容易にいかさま入試がはびこる温床がここにある。
当初から入試要項で「女子の定員は○○名、4浪以上は入試させない。寄付金による加点は1000万円で10点とし、文部科学省の局長以上の子弟は最大加点50点とするが見返りがなければ0点とする」と書いておけば少なくとも入試要項との齟齬はなくなる。

 これからしばらく東京医大を含む私立医大のスキャンダルが次々に暴かれるだろう。
知られてしまえばおしまい」という世界で、タレコミがつづけばもはや隠しようがなくなる。
入試を公明正大にすれば寄付金が取れず医大の経営に支障が出るし、一方現行のままの情実入試を続ければ医大の信用がなくなる。
私立医大にとって何とも悩ましい事態が続きそうだ。

 

 

 

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(30.8.1) 日銀黒田総裁の白旗 「物価が2%上がるなんてありえない!!」

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 日銀の黒田総裁が白旗を上げたようだ。
どのように日銀が頑張っても消費者物価は2%上昇しない
日銀黒田は今まで涙ぐましい努力をしてきた。
長期国債の年間購入額を80兆円まで拡大し、さらに上場投資信託の購入額を6兆円とし、それでも物価が上昇しないのを見て長期の政策金利を0%にしてしまった。
金の価値なんぞはない。利息を生むと思うな!!」

 しかしそれでも物価上昇率は1%前後で、目標の2%は遠く及ばなかった。
なぜなんだ。これだけ金融を緩和すれば経済は好転し物価は上昇するはずなのに、経済学はどこに行ってしまったのだ
黒田氏は異次元の現象に狼狽し、いまでは神仏の加護だけが最後のよりどころになっている。
神よ仏よ、我を助けたまえ、物価を上昇したまえ、ギャーオー!!」

 だが日銀黒田がどのように神がかりになっても日本の消費者物価が上昇しない理由がある。今日本では毎年のように人口が減少し、しかも老人比率が劇的に増加している。
老人になってみるとわかるが、消費意欲などまったくわかない。家などは当の昔に手当てしてしまっているし、衣類などは着飾る必要がないからジャージだけで十分だ。食事も胃が弱っているのでお茶漬けが一番で、「おいしいものを食べに行きましょう」などと誘われるとうんざりする。
旅行は体力がなくなっているので、外国旅行などいきたくもないし、NHKの旅番組を見ていれば十分だ。
これで消費が拡大すると思うほうがどうかしている。

 ではこれほどの金融緩和を行った資金はどうしているかというと、ほとんどすべてが投資市場(投機市場)に流れている。
例えば私に「無利息で1億円貸すから自由に使え」といわれても、今本当に必要なもので手を出さなかったものは性能の良い補聴器と、自走式の草刈り機を購入したいだけだ。
しかしそれは最大でも1~2百万円の範囲だ。のこりはまったく使用する当てがないから、仕方がないので値上がりしている都内のマンションを購入するか、株式に投資するか、ビットコインを購入して一山あてるか、ラスベガスでギャンブルにふける以外に使用することはない。
だがそれも面倒だし、投資は若者に任せて預金として置いておこう・・・・・・・
これが現実なのだ。

 日本のような高度に発展した社会でさらに消費財を拡大する余地などない。
今たまたまNHKが年末から4Kや8Kの放送を開始すると大キャンペーンを行っている。かみさんに「4K対応テレビを買おうか!」と提案したら「今のテレビをどうするの。捨てるなんて馬鹿なことをしたら、それだけ不燃物が増加するじゃない」とけんもほろろに反対された。

 物価が上昇するのは日本のような老人国家ではなく、かつての日本がそうだった若者が多く人口が増加している若年国家の場合だけだ。
人口が減っているのだからそれに合わせて生産も縮小するし、さらに老人比率が高いのだからGDPなどは減少させるのがもっとも合理的な選択になる。
相も変わらず、マスコミではGDPがもてはやされているが、そうした子供じみた報道はもうやめた方がいい。

 黒田日銀も、いい加減物価目標などはさっさと下すべきだが、今はおっかなびっくりの政策変更を行っている。
長期金利の誘導目標を0%でなく、少し上げてもいいよ!!」
しかしいづれ「金融緩和策は間違いで、もう景気を向上させる方策はない」と白旗を黒田氏が上げるのは確実だ。
馬鹿げた政策をもう5年もとってきた。目を覚まさなければ森の石松と同じだ。

 

 


 

 

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(30.7.30) ガイアの反撃 地球を壊す人類に懲罰を与える!!

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 人であろうが自然であろうが理不尽に痛めつけられれば誰でも反撃するものだ。
このところのガイア地球)の反撃はすさまじい。
人間は産業革命以降自由に自然を制御できるものとして、開発の名のもとにいいように自然を痛めつけてきた。
特にアメリカと中国の対応は限度を越し、ここ半世紀の間に温室効果ガスを無限ともいえる規模で垂れ流してきた。世界の温室効果ガスの約半分はこの2国が垂れ流している。

 おかげで過去100年間に地球の気温は約1度上昇し、世界の氷河が溶け出し北極は氷の海が消えつつある。
そしてあまりの暑さのため気候は過去に例を見ない荒々しさを示し始めた。
日本においては7月に35度から40度の猛暑が10日間程度続き、世界中で「日本でオリンピックを夏開催するのは無理ではなかろうか」との懸念の声が噴出している。
しかも猛暑の後は何を思ったか台風がくるってしまい、台風12号は本来の東へのコースをとらず、西に向かうという珍現象まで起きている。
そして再び日本海側を中心に猛暑がぶり返した。

 この異常気象は日本だけでなく各地であれくるっており、ギリシャやカリフォルニアでは大規模な山火事が発生し多くの人命が失われている。
また本来は夏も涼しいパリも猛暑で冷房設備がないアパート住民を苦しめている。
地球の反撃は主として猛暑で日本では夏場に運動することが禁止になるほどの暑さだ。
そのうちに甲子園の夏の大会も「日本がもっとも気候のいい冬に開催しましょう」などとなってしまいそうだ。

 これだけ異常気象が発生してもトランプ政権は知らぬ顔の半兵衛だし、習近平政権はジェスチャーだけ派手で実際は何も手を打っていないに等しい。
もはや人間の強欲に駆られたアメリカと中国に対し、地球は猛烈な反撃を開始し始めた。
アメリカではハリケーンとトルネードと山火事が猛威を振るい、中国では黄河の水が干しあがっていたるところで干ばつが発生し、農民は農地を放棄し始めた。
経済成長以上の経済損失が出ているが、GDPの計測には損失計上の概念がないから、実際はマイナスになっていてもわからない。

 何度も言って恐縮だが人間が無限に欲望を拡大できた時代は終わり、欲望を拡大するとそれ以上の損失が発生する時代になった。
西日本豪雨では多くの人命と資産が失われたが、こうした損失がだれの目にも明らかになり、自然を痛めつけるのをやめなければ人類そのものが生存できなくなりつつある。
日本やEUは温室効果ガスの排出を制御しているが、アメリカや中国は相変わらずだから、この地球温暖化さらに進み、地球の反撃も厳しさを増すだろう。アメリカ人も中国人も痛みが直にわからなければ欲望を制御できない国民だ。中国が砂漠になって初めて目が覚めるほどの強欲さを中国人は持っているから、このまま干ばつが進み飢えて死ぬのは自業自得といっていい。

 現在最も必要な経済学は経済発展と経済損失を適切に計上して、そのネットで経済を見る目が必要で、単に経済成長だけをGDPに計測する現在の経済学の方法論は時代遅れでかつ害悪さえある。
特に中国は干ばつだけでなく冬はスモッグに覆われてしまい中国人の健康に害をもたらしている。愚かなGDP信仰を捨ててネットの経済成長を目指す時代だが、まあ中国人にそうした考え方を言っても無駄だから、ガイアの反撃はますます厳しいものになるだろう

 

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(30.7.22) 東京オリンピックの屋外競技は灼熱地獄 すべての屋外競技は夜間に変更すべし!!

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 これは大変なことになりそうだと思った。2年後に迫った東京オリンピックのことである。
オリンピックは7月24日から8月7日まで開催されるのだが、この時期は日本の一番暑い日であり、酷暑の期間で連日「外で運動をすれば死に至る危険性がある」時期に相当する。
日本は今連日35度以上の猛暑が続いており、場所によっては40度まであがり、とても外での運動できる状態ではない。

 私はほぼ毎日12時前後に2時間程度草刈を行っていたが、足がもつれて芝生の上に倒れこんでしまった。気が失う寸前だったが「こんな時期に草刈をするほうがアホだ」と悟って、この猛暑の期間は草刈りを停止した。
だが問題は草刈りでなく、オリンピックのことである。
屋内競技であれば冷房施設があるので特に問題がないが、屋外競技は炎天下であり35度を超える気温に適応できるような選手は少ない。
マラソン、競歩、トライアスロン、それにサッカーや野球といった屋外競技のことだが、そのほとんどすべての競技が日中に行われるように時間設定がされている。

 考えても見てほしい。気象庁が発表する気温は「上部に屋根があり、風通しがよく、地上から1.5mの地点で測った気温だ」。
一方スポーツが行われるのは炎天下でマラソンなどはやけどしそうなアスファルトの上を走らされる。おそらく気温は気象庁発表より5度以上高い。
かつて私は真夏の北海道を昼間走った経験があるが、北海道でさえ地面は鉄板のように熱く、座り込んだらやけどをしそうだった。

 日本の真夏に屋外競技を行うなどとはほとんどキチガイじみた判断であり、選手を灼熱地獄の中に追い込んで殺してしまおうというようなものだ。
本来なら日本の季節が最高である秋口に開催時期をずらすべきであり、かつての東京オリンピックは10月に開催されていた。
今回なぜそれができないのか不思議で、選手の命を無視したこうした期間設定がどうして決定されたのか不思議なくらいだ。

 だが、どうしても期間変更ができないというならば、屋外競技はすべて日が沈んだ夕方から夜間に行うことを推奨する。
太陽光線があるのとないのとでは天と地の違いがあり、太陽さえなければ気象庁発表の気温とアスファルトの上は同じくらいになる。それほど日陰と炎天下にはひどい相違がある。
このままでは東京オリンピック参加選手が次々に日射病(熱中症)で倒れ、運が悪ければ死亡することも予想される。

 日本の酷暑は毎年毎年激しくなり、二年後は日中外に出ることがはばかれるほどになっているだろう。簡単に言えば赤道直下の気温になってしまい、マラソンなどはサハラ砂漠でのマラソンと何ら変わらない状況になっているはずだ。
大会組織委員会は酷暑を考慮してマラソンや競歩の時間を早めたといっているが、その程度で問題が解決すると思うのは思慮が浅すぎる。
すべての屋外競技を夕方から夜に時間変更すべきであり、選手が死亡してからでは遅すぎる。

 

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(30.7.18) 酷暑が私の生活パターンを変えた。

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 やれやれあまりの酷暑が続いて私の生活パターンを維持できなくなってきた。私はほぼ毎日おなじパターンで生活するのが好きで、これを崩さないのが得意だったのだがとうとうそのパターンが崩壊した。

 通常朝7時から四季の道の清掃と剪定作業を行っている。剪定作業は夏場植栽が繁茂して道をふさいだり、薄暗がりができて何となく怪しげな感じになっている場所の剪定を行っている。これが1時間半程度かかるが朝方なのでそれほど肉体の負荷にならない。帰ると2時間程度試験勉強をしている。大学入試用の試験勉強だが、もちろん私が大学受験をするわけでない。今高校生3名の勉強の指導を行っているので、毎日知識を確認しないと指導にならないからだ。

 それが終って12時近くになると今までは四季の道の草刈りを行っていた。何故酷暑の12時前後に行うかというとあまりの暑さで人通りが絶えるからだ。特に小学生や中学生は学校にいるし、通常の人はこんな熱い時間帯に出歩かない。草刈りにはそれなりの危険性が伴うので、だれもいない酷暑のまっぴるまに行っていたのだが、過去例を見ないような暑さが続いたため私の体力が限界に達してしまった。

 実際行ってみるとわかるが20分もすると頭がくらくらして吐き気さえしてくる。すぐに日陰に退避して水を飲むのだが、だんだんと退避時間のほうが多くなり、最後は足さえもつれるようになって芝生の上でほとんど死人のようになる。
よく高齢者の農夫が畑で倒れて死亡するがあの状態だ。
こりゃだめだ。いくらルーチンワークとはいえ、この過去に例を見ない酷暑の中で草刈りをするのは無謀すぎる・・・・・・・
昼2時間程度行ってい草刈りを中止した。幸い草もこの酷暑ではあまり伸びない。
もう少し暑さが和らぐまで草刈りは中止にしよう・・・・・・・・

 今はこの草刈の時間帯は家でクーラーをつけて寝込んでいる。勉強をすればいいのだが私は眼病を持っており2時間以上本を見続けると目から出血してウサギの目になってしまう。寝ている以外に方法はないのだ。
暑さがようやく和らぐのは3時過ぎからで、私の唯一の趣味になった自転車でサイクリングに出かける。私の家から南方の方に長柄ダムという場所があり、交通量が少ない一方で道が整備されているためサイクリングに最適なのだ。
往復で約40km程度で2時間程度かかるのだが、自転車は風を切って走るので走っている限り暑さは感じない。
腰やひざが擦り切れてしまって走ることも歩くことも往生するが、自転車だけは自由に乗れるのでこれが私に残された最後のスポーツになっている。

 そして最後の仕事は夕方7時半から9時半まで子供たちの勉強を見ている。主として数学と化学・物理・生物・地学といったところで、英語は避けるようにしているのだが、「先生、英語表現(主として英文法)がどうしてもわかりません」などといわれると最も苦手な英文法まで教えている。
私は高校時代数学や理科系の学問を酷く苦手にしていたが、その後の勉学の努力もあって今は理科系の科目が得意科目になってしまった。一方英文法などはすっかり忘れている。

 こうした毎日をおくっているが、ルーチンワークだった芝刈りができなくなったのは少し残念な気がしている。毎日同じことを同じパターンでしないと何か気持ちが落ち着かないのだ。
酷暑は地球温暖化の結果で100年間で1度程度平均気温が上昇している。
地球の気象は毎年のように荒々しくなり、この度の西日本一帯の集中豪雨は「過去に例を見ない」ほど激烈だった。そしてその後にまた「過去に例を見ないほど」の酷暑だ。
地球温暖化の影響でついに私の生活パターンまでくるってしまった。

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(30.7.14) けが対策を無視した大相撲に未来はない。横綱も大関もいなくなりつつある。

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 私は昨年9月の記事で大相撲が崩壊過程に入ったことを記載したが、それがだれの目にも明確になってきた。
何しろ相撲が取れる横綱が一人もいなくなり、また今場所最も期待された新大関の栃ノ心さえもケガで休場してしまったからだ。
残ったのは豪栄道と高安といった今場所負け越せば大関陥落のがけっぷち大関の二人になってしまった。

注)昨年9月の「大相撲崩壊論」は以下参照。
http://yamazakijirounew.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/29915-da88.html

 一般の人は毎日満員御礼が続いている大相撲が崩壊するとはとても思われないかもしれないが、実際は相撲をとれる力士が実質的にいなくなっている。
稀勢の里は1年前の日馬富士との一戦で土俵下に転落し右肩を酷く損傷した結果、もう相撲をとれる状態ではない。まともに横綱を務めたのは1場所だけで、その後は休場を繰り返している。本人は「来場所進退をかけて出場する」といっているが、とても勝ち越せそうはないから横綱引退になってしまうだろう。
白鵬は足の裏にけがを抱えていて、土俵外でちょっとつまずいただけで相撲が取れなくなってしまったし、鶴竜は満身創痍でかつての付け人の阿炎に負けただけで精神的に追い詰められ古傷が一斉に痛み出した。
そして今度は右足に爆弾抱えている栃ノ心が右足親指を痛めて休場だ。

 稀勢の里以外はさしたるケガには思われないのだが、実際は毎場所けがを押して出場しているためほんのちょっとの打撲で土俵に上がれなくなってしまう。
現在出場している大関の豪栄道や高安もいつけがで休場するかわからないような状況だし、
人気力士だった宇良などは手術の結果が思わしくなく三段目まで落ちてしまい、いつ廃業するかといったありさまだ。

 こうした怪我人のオンパレードになった責任はすべて相撲協会にある。何度も同じことをいうが、相撲ほど力士(選手)のけが対策を無視している競技はない。
一番ひどいのが60cmもある土俵で、土ではあるが塩で固められて岩塩と何ら変わりがない。そんなところで裸のまま格闘技を行っているのだからけがをしないほうがおかしい。
かつては相撲のかなりの部分が八百長だったから、互いにストーリーができておりその通りにとっていたのでケガもしなかっただけだ。

 なぜ相撲は観客が砂被りといった力士が転げ落ちてくる場所に平然と座っていられるかといえば、所詮は八百長であたかも歌舞伎を最前列で見ているのと変わりがなかったからだ。
しかし現在の大相撲は八百長が警視庁にばれて世間の指弾を受けた後は基本としてなくなり、ガチンコ相撲になっている。
それなのに何らケガ対策を相撲協会は講じないから力士はけが人ばかりになってしまった。
稀勢の里は横綱一場所しか持たず、今また栃ノ心が大関になったとたんに陥落の危機だ。

 私は昨年9月の記事で大相撲は3年以内になくなると予言したが、力士のけが対策を実施しなければ必ずそうなることが明らかになってきた。

 

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(30.7.8) 第二次貿易戦争 中国はアメリカに敗北する

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 第二次貿易戦争
がアメリカと中国の間で始まった。第一次貿易戦争は1980年前後のアメリカと日本との間の戦争だったが、アメリカはこの戦争に勝利し日本経済を奈落の底に突き落とすことに成功した。以来日本経済は長期低迷に陥り立ち直ることができていない。
今回の中国とアメリカとの貿易戦争はあたかも約40年前の日米貿易戦争と瓜二つだ。

 1985年といえば貿易戦争の真っ盛りのころだが日本の対米赤字が500億ドルを越え、アメリカは国家を上げて日本バッシングに狂奔した。デトロイトでは日本車が群衆によってハンマーで打ち壊され、それが世界中にニュースとして配信された。
自動車産業とハイテク企業が標的になり、NECや富士通のスーパーコンピュータがアメリカから排除され、日立の技術者がスパイ容疑で逮捕された。
日本はアメリカの強硬な要求に屈して自動車産業はアメリカでの現地生産に切り替え、日本ハイテク産業はアメリカ市場から締め出されたことで日本国内だけが市場になった結果、世界企業としての資格を失った。世界を席巻しそうだったソニーも富士通もNECも東芝もハイテク企業としては二流会社としてかろうじて生き残っているありさまだ。

 現在トランプ大統領が行おうとしていることはこの日米貿易戦争の勝利の教訓を米中貿易戦争に適用しようとしていることだ。
決戦場はハイテク産業で、AI、EV,半導体、通信といった分野で中国企業をアメリカから締め出し、貿易戦争で鉄鋼アルミ等の中国製造業のあばら骨をおって、中国を日本と同様の低成長国家に引き釣りおろすことだ。

 中国通信大手ZTEがイラン制裁に違反したとして7年間の取引停止と1360億円の制裁金を命じたのが手始めだが、フアウェイやチャイナモバイルといった中国ハイテク産業が次々にアメリカ市場から追い出されている。
アメリカから追い出されアメリカの技術を盗むことができなければこうした中国ハイテク産業に未来はない。中国の経済成長はすべてアメリカ企業の技術の剽窃によって可能になったのだから、これは日本のハイテク産業を絞め殺した方策と同じだ。

 さらに貿易戦争を仕掛けて500億ドル規模の中国の輸出品に25%の高関税を科すことにした。中国も直ちに報復関税を発表したが、トランプ大統領は「ならば追加の報復関税5000億ドルを用意せよ」意気軒高だ。
この勝負、だれが見ても中国が負ける。何しろ中国の対米貿易黒字は4000億ドルになろうとしているのだから、失うものがあるのは中国だけだ。

 こうして日本を叩き落したアメリカは今また中国経済を低成長の奈落の底に落とそうとしている。アメリカとの取引を停止されたZTEなどは資金繰りに苦しみ、今や国家管理になりつつある。また高関税がかけられてしまえば世界中に鉄鋼製品のダンピングを仕掛けていた中国鉄鋼業も整理淘汰が進むだろう。
すでに上海総合指数は急落して2700台になってしまい、人民元は再び下落に転じた。
中国は「ならば1兆2000億ドルの米国債を売却して紙切れにするぞと」脅しているがこれは
中国にとって150兆円規模の貯蓄が失われることだから脅しに過ぎない。
もはや米中貿易戦争で中国が勝利する芽はない。
 

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(30.6.29) 西野ジャパンは快挙を成し遂げたけれど・・・

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 私は熱烈なサッカーファンだから、ワールドカップなどが始まると気がそぞろになってしまう。しかし今回に限って言えば日本チームが勝つとは思っていなかった。大会前のテストマッチは散々であまりのひどさに監督のハリルホジッチ氏を日本サッカー協会は解任したほどだ。
その後を西野監督が引き受けたのだが、日本人監督としてはJリーグ屈指の勝利数を誇る西野氏としても、大会直前だしとても十分な準備はできないと私は思っていた。
やれやれ、また一次リーグで3連敗するのだろう。とてもテレビ観戦する気にならない」そんな気持ちだった。

 しかししかし信じられないことに日本は強豪コロンビアを仕留めた勢いで、決勝トーナメントに出場してしまった。これは信じられないような快挙だ。
一次リーグを突破した16チームのうち10チームがヨーロッパ勢で、サッカーがヨーロッパのスポーツだということをまざまざと見せつけられたが、残り5チームが中南米、そしてアジアとアフリカを代表して日本だけがベスト16に残った。

 もし日本が決勝に進出できなかったならば、世界のサッカーファンから「アジアやアフリカなどまったくのサッカー後進国で、ワールドカップに参加する資格などないのだ」といわれかねない状況だった。
だから西野ジャパンはアジアとアフリカの星でちょうど19世紀の植民地獲得競争の中で一人日本が植民地にならず西洋と伍したのと似ている。

 決勝トーナメントの最初の相手はベルギーだが、予選を3連勝で勝ち上がってきた強豪チームだ。ここに果たして西野ジャパンは勝機があるのだろうかと今から心配になる。
常識的には日本が完敗になりそうだが、サッカーは何が起こっても不思議ではなく、FIFAランク一位のドイツが韓国に完敗して一次リーグを最下位で敗退した例もあるから、戦う気持ちさえあれば勝利も可能だろう。
これも昔の例だが、とてもかなうはずのなかったロシアに日本は日ロ戦争で勝利しているのだから、最初から負けだと思うようでは勝負にならない。

 それにしてもヨーロッパのサッカーの技術水準の高さには驚く。Jリーグなどと比較するとパス回しが格段に速く、そしてゴールを狙った時の決定力にはJリーグは全く歯が立たない。
今回の日本チームはヨーロッパで活躍している選手を中心に編成されているが、ヨーロッパ慣れしている選手でなければとてもヨーロッパ勢を相手に戦うことができないことは確かだ。

 だがしかし日本がポーランド戦の後半37分から見せた時間稼ぎには正直がっくりした。
かつてといっても50年前のメキシコオリンピックのことだが、日本は3位になるために後半はボール回ししかしなかった。私はその場面を見て「なんてサッカーというものはつまらないスポーツなんだな」と思ったことを思い出した。
しかしまあ、今は決勝進出ができた余韻を楽しもう。奇跡が起こったのだから、また次なる奇跡が起こらないとも限らない。かつて一度も進出したことのない8強にでもなったら、日本国中お祭り騒ぎになることだけは確かだ。

 

 

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